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ソロモンの偽証(6)ー宮部みゆき

2024年03月29日 | 読書


評価5

再読(前回2019年5月4日)。
驚きの証言が相次ぎ怒涛の法廷闘争が続く。
特に弁護人・神崎和也の被告人・大出俊次に対する尋問は熾烈を極めた。俊次の過去の悪行が息つく間もなく晒されて行くシーンの迫力たるや凄まじい。ここで神崎和也と告白状の主犯・三宅樹理との間にシンパシーが生じて、後の樹理の衝撃の証言を引き出すことになる。そして、死亡した柏木卓也宛ての電話の真相、和也の不可思議な挙動の真相も明らかにされて、ついに判決が下される・・・

一番悪かったヤツはXXだったという結論に納得。
XXさえあんなことをしていなければ犠牲になる人々も減ったのに!

いや~まさに「青春ドラマ」でした。
真摯に事件解明に取り組んだ城東三中の生徒たちに拍手を贈りたい!
面白かった!

巻末に野田健一と藤野涼子、神崎和也の「その後」が紹介されているが、涼子の職業に納得するとともに、「彼」と結婚したことにはちょっと不満が残る私でした(笑)。

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