個人旅行のアイデアノート

行きたい旅行先の予算計画をまとめています

宮崎旅行 高千穂町 神話の町で五穀豊穣をねがう夜神楽を観る

宮崎県の高千穂町には、『古事記』や『日本書紀』に描かれる神話にまつわる場所が多数あります。その中でも、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸や、八百万の神がどうするかを話し合った天安河原が有名です。

高千穂町内の高千穂神社では、毎夜「高千穂の夜神楽」と呼ばれる国の重要無形民俗文化財に指定された神楽が行われています。この美しい祭事の様子をお伝えします。

 

 

高千穂神社 日中の様子

高千穂神社は、宮崎県高千穂町に古くから存在する神社で、創建時期は不明ですが、一年を通じて様々な神事や祭礼が行われています。主な祭神は高千穂皇神(たかちほすめがみ)と十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)で、これらは縁結びや夫婦円満のご利益で知られています。

駐車場を抜けると、迫力のある大きな石造りの鳥居が訪れる人々を迎えます。

 

鳥居の先は杉の木に囲まれ、神々しい雰囲気に満ちています。息を切らせながら石段を登ると、大きな本殿が姿を現します。この本殿は1778年に建立され、2004年には国の重要文化財にも指定されました。境内は高千穂町内の開けた雰囲気から一変し、訪れる人々を厳かな気持ちにさせます。

 

本殿の前には、目を引く大きな杉が立っています。この樹齢800年を超える大樹は、スッとまっすぐに空へと伸びており、その姿には思わず見とれてしまいます。高さは約55mもあり、京都の五重塔と同じくらいの高さです。その事実を考えると、その壮大さに改めて驚かされます。

 

高千穂神社の夜神楽の様子

高千穂神社の夜神楽は毎晩20:00から21:00まで開催されており、ネット予約枠と当日窓口での直接購入枠があります。ネット予約が満席の場合でも、窓口で拝観料を支払えば参加が可能です。

私たちが訪れた際、前日時点でネット予約は満席でしたが、開始時間の20分前に受付窓口に行ったところ、スムーズに受け付けてもらえました。

 

高千穂神社の夜神楽の拝観料は1000円/人です。チケットと一緒に夜神楽の簡単な説明を渡してもらえますので、説明を読みながら開始時間を待ちます。

 

夜神楽が行われる神楽殿は、畳張りの広間です。日にもよると思いますが、私たちが訪れた際、開始時刻には神楽殿がほぼ満席でした。

畳の上に直接座るため、座布団などを敷くと快適です。私たちは宿泊した宿で夜神楽を観にいくことをスタッフの方に伝えたところ、「役に立つと思うので持っていってください」と、座布団を貸してくれました。これにはだいぶ感動しました。

 

20時に高千穂町の夜神楽が始まり、まず歴史や背景の説明がありました。演目は「たじからおの舞」「うずめの舞」「ととりの舞」「ごしんたいの舞」の4つです。

実は、宿泊前日に宿のスタッフとの電話で夜神楽のことを初めて知りました。予備知識はありませんでしたが、演目の意味や見どころをフランクな感じに説明してくれるので内容も良くわかりました。

 

「ととりの舞」の演目で、天照大神が隠れた岩戸を力強く持ち上げるシーンは、特に印象的でした。「ここが決めのポーズです!」とじっくりアピールしてくれているようで、観光客向けの演出なのかもしれませんが思わず見入ってしまいました。

 

「ごしんたいの舞」では、観客がふふっと笑うようなエピソードもあり、最後まで夜神楽を楽しませてもらいました。

 

高千穂神社と夜神楽の感想とまとめ

今回訪れたのは、毎晩20:00から21:00の約1時間、観光客向けに開催されている夜神楽でした。33番の神楽のうち、代表的な4つを観ることができます。また、毎年11月に行われる高千穂夜神楽祭では、その年の実りと翌年の豊穣を祈願するために、33番のすべての神楽が奉納されます。

拝観料はリーズナブルで、時間もそれほど長くなく、前後にしっかりと解説がありますので、『古事記』や『日本書紀』などの日本神話に関する知識がなくても十分に楽しむことができました。

また、見終わった後は伝統的な神事や日本神話についてもっと知りたくなるような気持ちにさせられますので、高千穂町を訪れる際はぜひ参加することをお勧めします。

 

 

高千穂神社 参拝時間 : 8:00~17:00

高千穂神社の夜神楽(常設) : 20:00~21:00、拝観料1,000円/人、町の公式サイトからウェブ予約可

高千穂町のウェブサイト(夜神楽の案内ページ) : 

高千穂神楽のご案内 | 高千穂町観光協会【公式】 宮崎県 高千穂の観光・宿泊・イベント情報

 

高千穂町内の宿「高千穂 離れの宿 神隠れ」から高千穂神社までのルート

 

↓参加ブログランキングはコチラ。クリックして応援して頂けると励みになります

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

関連記事

 

 

take-mikazuchi.hatenablog.com

take-mikazuchi.hatenablog.com

take-mikazuchi.hatenablog.com

 

take-mikazuchi.hatenablog.com