黒島は、地元の方や観光客よりも牛が多いと言われている離島です。
今回の記事では、そんな黒島の魅力的な観光スポットを紹介します。観光客があまり訪れない離島ならではの探検感を味わえ、島内を散策した後には、まるで子どもの頃に戻ったような感覚に浸れました。
黒島の秘境ビーチ巡り
西の浜 黒島港から一番近いビーチ
黒島港から自転車で約5分の距離に位置するこのビーチは、訪れる価値があります。ただし、近くの道路が未舗装であるため、細いタイヤの自転車では少し苦労するかもしれません。「木漏れ日ロード」と表示された未舗装の道を進むと、そのビーチにたどり着けます。
ビーチに到着する前のスペースに自転車を駐輪し、防風林の間を抜けていきます。
防風林を抜けると、想像を超える長さのビーチが広がっています。観光客にほとんど出会うことがないため、まるでプライベートビーチのように独り占めすることができます。ただ砂浜に座り、波の音を聞いているだけで、心が癒されます。
牛頭岩
西の浜から南へ進むと、「きのこ岩」や「根性海岩」など、海によって独特の形状に削られた岩場が点在しています。これらのスポットは、道沿いに設けられた駐輪スペースに自転車を停め、防風林を抜けた先のビーチで見ることができます。
付近の奇岩の中で、私たちが特に気に入ったのは「牛頭岩」でした。波間に見えるその岩は、まるで海に立つ牛のようです。また、岩場に残された水たまりでは、小魚やヤドカリをはじめとする海の生き物の観察が楽しめます。
子供たちにも喜ばれること間違いなしですが、大人も童心に帰って無邪気に楽しむことができました。黒島のビーチは、どこも手つかずの自然が残り、まるで無人島を探検しているかのような感覚に浸れます。
仲本海岸
観光客の少ない黒島のビーチの中では珍しく、このビーチは自動販売機やトイレがあります。
干潮時には、リーフまで歩いて行けるため、シュノーケリング用具がなくてもマリンシューズさえあれば魚を観察するのが楽しめます。
黒島のそのほかの観光スポットと出会える動物たち
黒島は、人口よりも牛の数が多いと言われています。実際に島を観光してみると、地元の人々や他の観光客よりも、放牧されている牛のほうが良く出会います。
また、牧場周辺には家族ごとにヤギが一匹いるかのように、多くのヤギが繋がれています。静かに近づいて、「こんにちは」と挨拶すると、ヤギも「めぇぇー」と返事をしてくれるのがとてもかわいらしいです。
玉代勢牧場 : 飼い猫たちに出会える!
黒島内には大小いくつもの牛の牧場があります。黒島の中心付近にあるこちらの牧場の前を通りかかると、道路でくつろぐ猫たちを見つけました。
道の脇に自転車を停め、牧場主の方に挨拶をしてから、飼い猫たちと戯れてみました。道路でくつろいでいた猫たちは人懐こく、道端の草をフリフリすると、じゃれてきてくれました。牧場の建屋で暮らしている子たちは警戒心が強く、あまり近づくとストレスを与えてしまいそうだったので、遠目で観察するだけにしておきました。
牧場内では、子牛たちも元気そうにご飯を食べたり散歩したりしている様子が観察できます。
黒島展望台 : 黒島を一望できる
黒島の中心付近にある展望台です。それほど高い展望台ではありませんが、階段を上ると、島全体を一望できます。
伊古桟橋 : 海の上を歩いているような体験ができる
黒島の観光スポットの中では「仲本海岸」とこちらの「伊古桟橋」が特に目立った見どころだと思います。桟橋の袂付近の東屋が目印です。
黒島の海にまっすぐ伸びる約350mの桟橋。竹富島の西桟橋の約100mと比べても、よりダイナミックな景色が楽しめます。水平線に向かって海の上を歩いているような気分を味わえます。風が強く波が高い日はちょっと怖いかもしれませんが、満潮の時間帯のほうが楽しめます。
桟橋の先端までは歩いていくも良いですし、自転車(風が強い日は気を付けて)で行くも良しです。海の真ん中に立っているような気分になり、思わず「わーっ」とさけびたくなります。
黒島観光のまとめ
黒島は手つかずのビーチが沢山あり、特に島の西側の海岸にはいくつかの奇岩があり見ごたえがあります。仲本海岸は干潮時がおすすめ、伊古桟橋は満潮時がおすすめですので、その日の満潮と干潮の時間帯を事前に調べて、西回りのルートで観光をするか、東回りのルートで観光をするかを決めましょう。
自転車を借りて回れば半日あれば十分楽しめますので、旅行で石垣島を訪れた際には、この黒島への観光も考えてみることをお勧めします。
紹介した観光スポットを巡るルート
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