3月11日に実母が亡くなりました。
誤嚥性肺炎で入院していたのですが、入院当時から年齢的にも回復は難しいと言われていたので覚悟はしていました。それでも半年もの間、頑張って生きてくれました。
私が抗ガン治療中、母が胆嚢炎で入院したため、お世話が難しくなって、母が退院すると同時に老健施設に入所してもらいました。以来約8年間。
コロナ禍の3年間はまったく面会ができなくなっていて、昨年後半にようやく面会ができるようになったところでした。
長く別々に暮らしていましたけれど、やはりいなくなってしまうと、なんだか不思議な気分です。
父が亡くなった後、母のおかしな行動が増えて、私自身どう対応していいのか悩んだり、苛立ったりした時期もありました。
ようやく慣れてきて対処できるようになった頃に私の病気が発覚して、一時は混乱しました。そんなことも、今は懐かしい気持ちで振り返ることができます。
施設での母は、何もかも忘れて、子供のように無邪気に穏やかに過ごしていました。ある意味人間世界のしがらみから解放されたのではないかと感じました。
先日夫とは、次はどっちが先かなんて話をしましたけれど、今後のことも少しずつ具体的に考えなくてはならないと思いました。