酒が道ヅレひとり旅

旅先での愉しみは酒と食、温泉があればなお良し。

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昔ながらの湯治宿でのんびり過ごす「大沢温泉 自炊部湯治屋」宿泊記

2020年1月に「大沢温泉 自炊部湯治屋」に宿泊しました。

アクセス

宿泊客は、新花巻駅もしくは花巻駅から大沢温泉まで無料送迎バスが利用できます。

私は花巻駅から16:25発車のバスに乗車して宿まで向かいました。

バスに30分ほど揺られて、宿泊先の大沢温泉に到着です。

大沢温泉の宿には近代建築の純和風旅館「山水閣」と、築約200年以上の建物「湯治屋」があります。

私が宿泊したのは湯治屋です。

もう辺りは薄暗くなりかけている時間帯、建物の灯りがいい雰囲気です。

右手の建物が山水閣になります。いつかこちらにも泊まってみたい。

翌朝のチェックアウト後は、9:57の無料バスで花巻駅まで戻りました。

館内設備

帳場:画像は公式サイトより

湯治屋の玄関を入って正面に受付をする帳場があります。

こちらでチェックインの手続きを行います。

帳場の近くには売店があり、ご当地のお土産品以外にも日用雑貨や自炊用の食材、調味料まで売っていて品揃えは豊富です。アイスも売っていました。

私は酒のアテを調達。

お酒も売っているので長期滞在でも安心です。

帳場の横には待合室がありました。

共同の炊事場もあります。

調理器具や食器類は完備されています。ガスコンロは有料。

夕食なしプランでしたが、食堂があるので炊事場は利用しませんでした。

部屋

自炊部湯治屋に、朝食付きプランで予約していました。

宿泊する部屋は、待合室の横にある階段を上がってすぐの場所でした。

角部屋なので間違えようがありませんが、真ん中の部屋だと間違えてしまいそう。

本館11号室が宿泊する部屋です。

広くて迷子になりそうです。お風呂に行ったら帰ってこれるかしら。

すぐ近くにトイレがありましたが、男女共同でしたのでこちらは利用せず、階段を下りた所にある男女別トイレか、お風呂に行く途中にあるトイレを利用していました。

テレビ、冷蔵庫は付いていますが、冬場は暖房器具は別料金です。

素泊まりが基本で、各自必要なものを借りて精算していきます。

今回は朝食付きで、ゆかた、タオル歯ブラシ、布団が付いているプランでした。

年代を感じる冷蔵庫ですが、ちゃんと機能しています。

出入りは障子扉となっていて鍵は中からのみかけられます。

貴重品は当然持ち歩くか帳場に預けますが、若干不安でしたので部屋を出る時は電気を付けっぱなしにしたり、スリッパをもう一組借りて廊下に置いておき、常に誰かしら部屋にいるぞアピールをして過ごしていました。

下調べをして予約をしましたが、やはり廊下を誰かが歩くとドキッとしました。

そうはいっても、夕食後に温泉に入り、部屋でコタツに入って酒を飲んでいると居心地が良い空間となり、テレビを観ながらダラダラと。

私が宿泊した時は隣に人が居なかったようで、割と静かに過ごすことができました。

今回の旅では長時間電車に乗っての移動でしたので腰が痛くなりつつありましたが、いつの間にか消えていました。

翌朝も風呂上りにはコタツで朝ビール、至福の時間です。

風呂

湯治屋にある3つのお風呂と、山水閣の豊沢の湯が利用できます。

大沢の湯

混浴露天風呂の大沢の湯は、20時~21時は女性専用時間となっています。

私もその時間帯に入りに行きました。

ここから更に階段を下りて行きます。

画像:大沢温泉公式サイトより

こちらの露天風呂、画像を見ると解放感があり見晴らしも良さげ。

橋からも丸見えとなるので、女性にはかなり難易度が高い混浴風呂です。

残念ながら、タオル巻きはダメなのです。

画像:大沢温泉公式サイトより

女性専用時間だと暗い時間帯なので、まさにこの画像くらいの景観でした。

私が入った時期はもう少し湯けむりがあったでしょうか。

薬師の湯

男女別内風呂の薬師の湯は、清掃時間を除いて24時間入浴できます。

画像:大沢温泉公式サイトより

浴槽が二つあり、天井が高くレトロなタイル張りのお風呂。

シャワー付の洗い場もありますが、数は少ないです。

日帰り可能な時間帯は混雑していましたが、朝方は空いていました。

かわべの湯

女性専用の露天風呂で、利用時間は6時~24時まで。

こちらの脱衣所には鍵付きのロッカーもありました。

洗い場はありません。

滞在中はこちらで湯浴みすることが多かったです。

いつ行ってもタイミングよく、誰とも会わずに入浴することができました。

豊沢の湯

豊沢の湯は山水閣の建物内にあります。

湯治屋に宿泊でも、豊沢の湯には入ることができます。

24時間利用可能。

宿泊した部屋からはかなり歩きました。

画像:大沢温泉公式サイトより

冬季以外はガラス戸が解放されて半露天風呂となるようです。

私の滞在時は冬でしたので画像のようにガラス戸が。浴槽も広いので内風呂でも解放感がありました。

髪を洗う時はこちらのお風呂を利用しました。

食事

湯治屋の館内には食事処があります。

一品料理のおつまみから定食、麺類や丼類とメニュー豊富です。

夜の利用時間は17:15~21:30です。

食事処の混雑具合が分からなかったのと、露天風呂の女性専用時間が20時からということもあり、早めに夕食をとることにしました。

地元大沢川の清流で育てたそば粉100%使用したお蕎麦。

蕎麦は絶対食べようと思っていましたもので、美味しかったです。

蕎麦以外には、唐揚げとビール、揚げ出し豆腐をいただきつつ。

〆に、花巻の白ワインもいただきました。

翌朝、朝食付きのプランでしたので食事処でいただきました。

シンプルな和定食です。

朝食時間は7:30~9:00の間に取ります。

おわりに

自炊はしなくてもメニュー豊富な美味しい食事処はありますし、温泉に浸かりコタツでぬくぬくと酒を飲んで過ごしていました。

わずか一泊の滞在でしたが温泉の効能でしょうか、長時間移動の疲れがかなり取れて腰痛もいつのまにか治っていました。

混浴露天風呂は湯浴み着がOKであれば、と思うところです。明るい時間帯にも入ってみたいですね。

次は山水閣にも宿泊してみたいですし、また湯治屋にも長期滞在もしてみたいです。

▼「大沢温泉」公式サイト

www.oosawaonsen.com

※ブログ内の情報は宿泊した2020年1月時点のものです。