寺社探訪

寺社探訪とコラム

「東日本大震災から14年」

先日仕事をしていると、近くの小学校から「東日本大震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げましょう」というアナウンスが聞こえてきました。その日は3月10日だったので、思わず「明日でしょ?」と思ってしまいました。

すぐに自分の浅はかな考えが恥ずかしくなります。東日本大震災が発生したのは3月11日ですが、震災で亡くなられた方々を追悼する日に定めは無いはずです。

過去を振り返る時、「記録より記憶に残る」などと言いますが、現代では圧倒的な記録が残ります。上記のNHKの映像では、14年前の記憶を追体験できるほどの記録を見ることができます。阪神淡路大震災も多くの記録が残っていますが、残った記録から得た教訓が東日本大震災のどこかの部分で、被害を抑えることに役立ったり、生命が救われたりしたのかなと思います。「想定外」という言葉が乱発されていた記憶があります。

昨年は大都市圏の人々の生活に影響を及ぼさない、過疎化の進む地方での震災を経験することになりました。都市での震災と同じようには復興されない理由を、学者のように分析して語ることはしたくないです。人と国との関わりを示す憲法は、経済的な都合に左右されるものではないはずですから。何千人、何万人という方が亡くなられた社会で今も生きているのですから、私の毎日には大きな価値があるのだと思って過ごしていきたいです。

(※ 写真はイメージのためのフリー素材です)

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