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プラグコードとスパークプラグ交換

メンテナンス

作業日:2024/4/21
走行距離:57556.2 Mile

FZ750の部品ストックケースの奥底には、いつ購入したかもちょっと思い出せない NGK プラグコード(パワーケーブル)4本とナンバリングチューブが新品未開封のまま保管されています。イグニッションコイル(特に右側の2番3番用のイグニッションコイル)外すの面倒なので、なかなか「やる気」が入荷しなかったんです。

しかし、今朝覚めると満ち溢れるやる気がわいてきました。来週の箱根(4月28日 FZ750OC「春だ箱根に行こう2024」)に向けてちょっと整備しましょう。

プラグコード

今回使用するプラグコードは、NGK 2輪車用パワーケーブル(型番S1B)です。

スパークプラグ

突然思いついたので家にはプラグの在庫はありません。ライコランド TOKYO BAY 東雲に電話で確認したところ、現在使用しているプラグと同一のNGK イリジウムIXプラグ「DR8EIX」4本の在庫がありました。取り置きを依頼してお店にお伺いしました。

注意事項1◎
FZ750(85年式 国内仕様 1FM)のNGK標準プラグは NGK「DP8EA-9」です。イリジウムIXプラグは「DPR8EIX-9」となります。

https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/search/vehicle_type/result?type=5&maker=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F&cc=700-799

◎注意事項2◎
私のFZ750 のエンジンは FZR1000(87年式 2GH)なので、NGK標準プラグは「DR8EA」です。イリジウムIXプラグは「DR8EIX」となります。ご注意ください。
https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/search/vehicle_type/result?type=5&maker=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F&cc=1000-1099

ライコランド TOKYO BAY 東雲は、りんかい線 東雲駅より徒歩5~6分と比較的駅から近い大型バイク用品店です。今回はりんかい線を使って伺いました。

ライコランド TOKYO BAY 東雲の外観
ライコランド TOKYO BAY 東雲の外観

NGK イリジウムIXプラグ「DR8EIX」4本はレジで取り置きしていただきました。さくさくと会計を済まして買い物終了です。

ライコランド TOKYO BAY 東雲のレジ付近
ライコランド TOKYO BAY 東雲のレジ付近

購入したプラグの品番をチェックしました。4本とも NGK DR8EIX に相違ありません。急いで家に帰りましょう。

NGK DR8EIX
NGK DR8EIX

プラグコード交換

FZ750のタンクを外して、エアクリーナーボックスを取って、キャブレターを取って、現在のプラグコードを撮影しました。

この写真の赤いプラグコードはNGK レーシングケーブルです。20年以上前に雨の日に走行するとリークに悩まされて交換しました。それ以来リークとは無縁でした。NGK レーシングケーブルもよい製品でした。

FZ750に取り付けられている赤いNGK レーシングケーブル
FZ750に取り付けられている赤いNGK レーシングケーブル

シリンダーのインテークに何かを落とさないようにウエスを被せて、まずは左側のイグニッションコイル(1番4番用)をフレームから取外しました。

左側のイグニッションコイル(1番4番用)をフレームから取外
左側のイグニッションコイル(1番4番用)をフレームから取外

そして、イグニッションコイルの裏側をみてみると、、、うちのイグニッションコイルも両側とも亀裂(ヒビ割れ)がありました(泣)

この亀裂は凄く気になりますが、エンジンは始動できるので今日のところは作業を進めます。不具合が出たら ASウオタニさんですかね。

FZ750のイグニッションコイルの亀裂
FZ750のイグニッションコイルの亀裂

今まで使っていたプラグコード(NGK Racing Cable:赤)と新しいプラグコード(NGK Power Cable:青)を並べて、同じ長さに切断します。

新旧プラグキャップの比較
新旧プラグキャップの比較

こんな感じにニッパで切りそろえます。

新しいプラグケーブルを古いプラグケーブルと同じ長さに切断
新しいプラグケーブルを古いプラグケーブルと同じ長さに切断

新しいプラグコード(NGK Power Cable:青)にナンバリングチューブを通そうとしましたが、ちょっと入りませんでした。NGK Power Cable 外径は8mmのはずですが、ちょっと残念です。

NGK パワーケーブルが若干太く市販ナンバリングチューブは通らなかった
NGK パワーケーブルが若干太く市販ナンバリングチューブは通らなかった

代替品を考えるぐらいならばテプラで作りましょう。幸いにもテプラ PRO(SR-R980)とケーブル表示用36mmテープがありますので、こんな感じに1から4のラベルを作りました。

テプラ PRO SR-R980 とケーブル表示用36mmテープで作ったナンバリングシール
テプラ PRO SR-R980 とケーブル表示用36mmテープで作ったナンバリングシール

ケーブル表示用36mmテープは白い印刷部分を保護するための透明部分があります。この透明部分をくるっと回してケーブルに巻き付けます。このラベルは屋外用とは書いてありませんので、屋外とくにバイクに使用してどのくらい耐久性があるのかは不明です。

NGK Power Cableにテプラで作成したナンバリングシールを貼り付けた
NGK Power Cableにテプラで作成したナンバリングシールを貼り付けた

左側のイグニッションコイル(1番4番用)のプラグコード交換は完了です。

左側のイグニッションコイル(1番4番用)のプラグコード交換完了
左側のイグニッションコイル(1番4番用)のプラグコード交換完了

右側のイグニッションコイル(2番3番用)はカウルステーや冷却ホースをずらしてようやく取り外すことができます。なかなか大変でしたが無事に取り外せました。

右側のイグニッションコイル(2番3番用)の取外しは結構大変
右側のイグニッションコイル(2番3番用)の取外しは結構大変

右側のイグニッションコイル(2番3番用)のプラグコード交換も完了です。

右側のイグニッションコイル(2番3番用)のプラグコード交換完了
右側のイグニッションコイル(2番3番用)のプラグコード交換完了

この黒いねじ込み式ジョイントとプラグコードが滑りが悪くてねじ込みにくいときは、シリコンルブをプラグコードの被膜に少し塗ると楽にねじ込めます。但し、シリコンルブが端子やプラグコードの電線部分につかないように注意してください。

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スパークプラグ交換

さて、ここからはスパークプラグ交換です。NGKパワーケーブルは「ねじタイプ」のプラグには取り付けることができません。購入したプラグは「ねじタイプ」だったので、パワーケーブルに付属しているプラグ端子(ターミナルナット)を取付けました。

ターミナルナットを取付けた NGK DR8EIX
ターミナルナットを取付けた NGK DR8EIX

新旧のプラグ比較です。古いプラグは2010/4/17(走行距離は43261.2Mile)に交換したものです。約14年、14295Mile(22872Km)も走行しているので交換必須ですね。

NGKの公式サイトによると二輪車用片貴金属プラグの交換目安は5000Kmとのことです。
https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/pickup/replace_time/

FZ750の新旧のプラグ比較(新旧ともNGK DR8EIX)
FZ750の新旧のプラグ比較(新旧ともNGK DR8EIX)

古いプラグにはカーボンが付着しているので分かりずらいですが、電極も消耗しておりました。

古いプラグにはカーボンが付着しているので分かりずらいが電極も消耗していた
古いプラグにはカーボンが付着しているので分かりずらいが電極も消耗していた

FZ750(エンジンはFZR1000 87年式ですが)のプラグ交換はこの上なく大変ですが、もくもくと作業を進めて、プラグコードとスパークプラグ交換作業は無事に完了しました。

FZ750のプラグコードとスパークプラグ交換作業は無事完了
FZ750のプラグコードとスパークプラグ交換作業は無事完了

交換後の感想

エンジンを掛けて軽く試乗しました。アイドリングは安定だけでもその差は歴然です。同時交換だったのでプラグコードの良さか、スパークプラグの良さか区別はつきませんが、体感できるほど改善はうれしいです。

作業の最後で、チョークノブを固定する小さいネジをなくしてしまいました。来週(4月28日)箱根大観山で開催されるFZ750OC「春だ箱根に行こう2024」までに何とかしなくてはいけません。

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