サスペンションメンテナンス(その8:ライコランドでフロントフォーのアウターチューブなどの塗装完了)

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メンテナンス

作業日:2025年3月13日
走行距離:61212.2 Mile

FZ750のフロントフォークのアウターチューブなどの塗装が完了して、ライコランド柏店さんから戻って参りました。

仕上がりはどのような感じなのか、開梱して塗装の状態を確認したいと思います。

私のFZ750のフロントフォーク、トップブリッジ、アンダーブラケット、オイルクーラーはFZR750(1987年式 2LM)の純正部品となりますこと、予めご了承ください。

ライコランド柏店とは

ライコランドとは北海道から九州まで国内25店舗展開する大型オートバイ用品量販店です。設立時は株式会社デイトナの連結子会社でしたが、株式会社オートバックスセブンへ譲渡された後、2009年より株式会社コシダテックへ譲渡されました。

ライコランドの1号店であるライコランド柏店は1993年に開業しました。バイク用品の販売やメンテナンスだではなく、2021年からパウダーコーティングやバレル研磨などの表面処理サービスを開始しました。

通常の塗装屋さんでは対応できない部品の取り外しから施工までワンストップで対応できるところが魅力です。

2023年には前後ホイールのパウダーコートを依頼しました。
その際は、タイヤやベアリングの脱着も併せて行って頂きました。

塗装の依頼から納品まで

2025年2月1日にライコランド柏店さんに直接部品を持ち込んで塗装の依頼しました。

約4週間後となる2月28日に塗装が完了したパーツが自宅に納品されましたが、配送業者の不手際で塗装したフロントフォークのアウターチューブの塗装面に傷がついておりました。

ライコランド柏店さんに相談したところ、ライコランド柏店さんの費用負担で再塗装を行って頂くこととなり、3月13日に再塗装していただいたフロントフォークのアウターチューブが自宅に届きました。

本当に色々対応を頂きまして、有難うございました。

ライコランド柏店から届いた段ボール箱
ライコランド柏店から届いた段ボール箱

塗装後のパーツ

私のFZ750のフロントフォーク、トップブリッジ、アンダーブラケット、オイルクーラーはFZR750(1987年式 2LM)の純正部品となりますこと、予めご了承ください。

こちらがライコランド柏店さんで塗装して頂いたパーツです。

右側からフロントフォークのアウターチューブ2本、トップブリッジ、アンダーブラケットです。パウダーコートの七分艶ブラックで塗装して頂きました。

左側がオイルクーラーです。ガンコートのブラックで塗装して頂きました。

フロントフォークのアウターチューブ

フロントフォークのアウターチューブはパウダーコートの七分艶ブラックで塗装して頂きました。

前記のとおり、配送業者の不手際で塗装したフロントフォークのアウターチューブの塗装面に傷がついてしまいましたので、こちらは再塗装後のものとなります。

ライコランド柏店でパウダーコートしたフロントフォークのアウターチューブ
ライコランド柏店でパウダーコートしたフロントフォークのアウターチューブ

不慣れな塗装屋とは異なり、マスキングするべき箇所は適切にマスキングされているので安心して任せることができます。

ライコランド柏店でパウダーコートしたフロントフォークのアウターチューブ(アップ)
ライコランド柏店でパウダーコートしたフロントフォークのアウターチューブ(アップ)

組み付けたとき内側となる面がこちらです。

パウダーコートは塗装が厚いので、キャリパーの接触部分やアクスルのカラー接触部分は塗装されていると取付位置が微妙にずれたり、塗装が割れたりとよいことはありません。

キチンとマスキングされているので、素材の色であるアルミの色です。

ライコランド柏店でパウダーコートしたフロントフォークのアウターチューブ(内側)
ライコランド柏店でパウダーコートしたフロントフォークのアウターチューブ(内側)

トップブリッジ

トップブリッジはパウダーコートの七分艶ブラックで塗装して頂きました。

インナーチューブとの接触面のマスキングもばっちりです。トップブリッジは平面が多いので、七分艶ブラックだと写真映えはしませんね。

ライコランド柏店でパウダーコートしたトップブリッジ
ライコランド柏店でパウダーコートしたトップブリッジ

パウダーコートは静電気で帯電させた粉状塗料をアースされた素材に吹き付けるので、トップブリッジの裏などの細かい隙間も綺麗に塗装することができます。

ライコランド柏店でパウダーコートしたトップブリッジ(裏面)
ライコランド柏店でパウダーコートしたトップブリッジ(裏面)

拡大すると、トップブリッジ裏の2GHの刻印まではっきり見えますね。

ライコランド柏店でパウダーコートしたトップブリッジ(裏面 拡大)
ライコランド柏店でパウダーコートしたトップブリッジ(裏面 拡大)

アンダーブラケット

アンダーブラケットは、圧入されているベアリングを取り外してから、パウダーコートの七部艶ブラックで塗装して、塗装後に新しいベアリングを圧入して頂きました。

塗装の際にベアリングの脱着含めて依頼できるのは、ライコランド柏店さんの強みですね。

ライコランド柏店でパウダーコートしたアンダーブラケット
ライコランド柏店でパウダーコートしたアンダーブラケット

アンダーブラケットには、XJR1300純正のアンギュラ玉ステムベアリング(品番:93399-99932)とオイルシール(品番:3FV-23462-00)が取り付けられている。

アンダーブラケットにはアンギュラ玉ステムベアリングが取り付けられている
アンダーブラケットにはアンギュラ玉ステムベアリングが取り付けられている

アンダーブラケットのインナーチューブとの接触面のマスキングもばっちりです。ちょっとだけ黒い箇所がありますがこの程度ならば問題は全くない。

ライコランド柏店でパウダーコートしたアンダーブラケット(拡大)
ライコランド柏店でパウダーコートしたアンダーブラケット(拡大)

オイルクーラー

オイルクーラーはガンコートのブラックで塗装して頂きました。

ガンコートは表面硬度が高く、放熱性に優れますので、オイルクーラーやラジエター、エンジンなどには最適な塗装です。

ライコランド柏店でガンコートで塗装されたオイルクーラー
ライコランド柏店でガンコートで塗装されたオイルクーラー

曲がったり、潰れたフィンを手で直した箇所も美しく塗装されているので、修正箇所も目立たなくなったような気がします。(個人的な感想)

ライコランド柏店でガンコートで塗装されたオイルクーラー(拡大 その1)
ライコランド柏店でガンコートで塗装されたオイルクーラー(拡大 その1)

ガンコートも粉状塗料ですので、オイルクーラーのような複雑な形状でも隅々まで塗装されています。

ライコランド柏店でガンコートで塗装されたオイルクーラー(拡大 その2)
ライコランド柏店でガンコートで塗装されたオイルクーラー(拡大 その2)

塗装の費用

今回、ライコランド柏店さんで塗装していただいた費用はこちらです。
塗装後自宅に代引きで配送を依頼しましたので、代引手数料も含めて総額 45,540円(税込)でした。

品名詳細金額
パウダーコートフロントフォークアウターチューブ(1台分)七分艶ブラック16,500円
パウダーコートトップブリッジ七分艶ブラック7,700円
パウダーコートアンダーブラケット七分艶ブラック8,800円
ガンコートオイルクーラー七分艶ブラック9,900円
工賃ステムベアリング脱着2,200円
代引手数料440円
合計45,540円
※2025年2月時点のライコランド柏店の塗装費用

ライコランドさんでは、各パーツの塗装費用やベアリング脱着の工賃などは価格が設定されておりますので、気軽に相談してみるのもよろしいかと思います。

次回はフロントフォークの組み立てに取り掛かります。FZ750の車検満了日は、2025年(令和7年)3月25日なので、急いで作業を進めなくてはいけませんね。

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