そんなこんなで。

30代ケースワーカーにして博士大学院生(来年の春から)のそれからと、これから。

ユートピアン・シンドローム

2024-01-06 23:03:57 | 日記

そしてまた
新年を迎えました。

毎年、年明けとか
思い出したころに

「また迎えてしまったぜ」

といったテンションで書いているけど

今年の怒涛の年明けを見ると

こうやって
年越しが出来て

スト缶を飲みながら
何かしらを振り返り
ダラダラ書くことが出来ているのも

ありがたいことのように思ってみたり。

とはいえ

今年は休職の最中の年越しでした。

去年はとにかく
他責的になってしまう一年だったなあ。

もともと自分は
どちらかというと
自己肯定感が低めで
大変内向的な性格に思っていて

何かトラブルがあった時とか
人から非難されたりしても

自分ってまだまだだなあとか
もっと頑張らないとなあとか

そう思って
乗り越えられてきたんだけど

去年は

何で○○してくれないんだろう

とか

どうして今それ○○してるの

とかを年上の職員に非常に感じてしまって

もともとの自己肯定感の低さから
自分如きがまた生意気を言ってしまって
って
さらに落ち込んで

どんどん
負のループに陥ってしまって
脱出できず
結果脱落したそんな一年でした。

休み始めたころは

ベッドに溶ける日々だったのですが
少しずつ回復して

本を読んだりして過ごして。

その中で
今、大学院関係で読んでいる
『変化の原理』
という本で

「ユートピアン・シンドローム」
という言葉が出てきて

それを読んでいるとなんだすごくしっくりきて。

何か問題が起きたときに

実際は解決なんか存在しないのに
それを見続ける

「ユートピア」的な思考が
問題を維持しているという考え。

つまり

人が何か森羅万象に通じる究極的な解決を見出した!見出すことが出来る!という思い込み
その結果
生み出されるそんな目標のことを言うそうです。

そんな目標を設定すると
その目標が達成できないのは

「その目標」のせいではなく
到達できない「人物側」のせいになってくる。

とのこと。

他にも特徴が書いてあったのですが

このことが
ものすごく負に落ちました。

確かに
今思えば

「どうして○○してくれないのかな」
とか
「何で今○○してるのかな」
とかって

自分が
「こうなってほしい」っていう
いわばユートピアン的目標が前提で

それを基に
考えて行動しているから

そもそも
その目標設定とか
問題意識自体を見直さないと

問題意識は正しくても

現状は何も変わらないんだろうなって。

問題意識に正しさを見出して
その対の正解を追及しても
それは自分が考えているだけのことで
周りには何にも関係ないこと。

そうそう。

だから悪循環に巻き込まれるというか
自分で生み出すんだろうな。

何かを変えるなら、
何かを動かしたいなら

自分が
目標、問題と思っている
その前提を変えることなんだぜ。

なあ、自分?

ってまた勝手に自己完結した
そんな
休職中、おともに
スト缶グレープフルーツ味
な夜でした。

ユートピアン万歳。


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