一級建築士の過去問、建築物の配置や環境配慮に関する過去問題を学習していきたいと思います。
身近に感じる部分も多い分野です。よく考えれば確実に点数を稼げるの分野なのでしっかり学習していくことが大事です。
- 建築物の配置や環境配慮に関する過去問題について(例)H27/過去問題
- 正解の解答/解説について
- 各解答の解説/理解について
- まとめ
建築物の配置や環境配慮に関する過去問題について(例)H27/過去問題
建築物の配置や環境配慮に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.建築基準法の総合設計制度に基づいて設置される公開空地には、敷地を貫通して道路、公園等を相互に有効に連絡するもので、特定行政庁が定める所定の幅以上のものは含まれることがある。
2.2棟の高層建築物を並べて配置する場合、2棟の間に発生する風については、建築物の間隔を狭くするとピーク時の風速は高くなるが、風速の増加する領域は狭くなる。
3.一般に、外側ブラインドは、内側ブラインドに比べて、冷房負荷を低減することができる。
4.我が国において、建築物の開口部に水平の庇を設ける場合、一般に、夏期における日射遮蔽効果は、南面より西面の方が大きい。
※出典:H27/一級建築士資格試験 計画 問6より 正解4
正解の解答/解説について
注意点は2か所あります。ひとつは季節。もうひとつは方角です。
季節については太陽光の移動や高さについて、日常生活でもある程度頭に入っているので問題ないかと思います。夏の方が太陽は高い位置にある。日が長いなど身近に感じる部分を感じ取れば問題ないです。
方角についても太陽の動きを把握していれば遮蔽する問題では何も難しくないと思います。
西面は西日を遮蔽したいので水平の庇より垂直のルーバーブラインドなどが有効です。
各解答の解説/理解について
1.総合設計制度についての問題です。含まれる分野について覚えておくことが大切です。
アトリウムなども含まれる(トップライトを持つ)ので覚えておくと良いです。
あまり計画ではないかもしれませんが特定行政庁という部分でひっかけもあるかも?です。
2.間隔についてのひっかけと風速についてのひっかけでごちゃまぜにしてくるパターンが想定されます。また何倍か。について数値を交えるケースも考えられます。
間隔を狭くするとピーク時の風速は1.5倍に増加。領域は狭くなる。
間隔を広くすると1.2倍。領域は広くなる。
3.熱が部屋へ入ってくることをイメージすれば簡単です。部屋うちで遮断するより外で遮断する方が効率が良いです。
まとめ
最初に述べた通り、身近に感じる部分も多いです。参考書では難しく書いてる部分もありますがあまり深く考えない方が良いと思います。
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