みんなは、介護にどんなイメージがある？
この記事はこんな方にオススメです！
・キツそう
・大変そう
・つらそう
こんなイメージがあるのかな、と思います。
確かに、人づてに親の介護は大変と聞いたり。
メディアでは介護者の大変さが特集されたり。
世間的には悪いイメージを持ちやすい情報がたくさんあります。
私自身は医療職として働いていて、実際に介護職員の方と
関わる機会が多いですが、確かに大変そう・・・。
でも、やりがいがある！と言っている職員さんもいる。
そもそも、介護って何だろう？
介護って本当につらいのかな？
介護について、大変そうという先入観があったり、
実際に介護している人や関わりがある方にはオススメの一冊です。
ちなみにこの本は、
お笑いコンビメイプル超合金、安藤なつさんの体験を描かれています。
介護現場歴20年が伝える、介護のリアルが分かります。
ぜひ読んでみてください。
では、早速ご紹介していきます。
作品情報
著者 メイプル超合金 安藤なつ
漫画 まめこ
出版社 主婦と生活社
ページ数 144
読んだ動機
・介護職の方とあるから。
・安藤なつさんの本に興味があったから。
・マンガで読みやすそうだったから
本のあれこれ
安藤さんは幼少期から介護に携わっている
安藤さんは「介護福祉士」という国家資格保持者。
簡単に説明すると、
「専門的な技術や知識を持つ、介護のスペシャリスト」
そんな安藤さんは、幼少期から介護との関わりがありました。
叔父が介護施設を管理していて、長期休みには遊びに行き、
施設の方と多くの関わりを行っていました。
安藤さん自身は「介護している」という認識はなかったようですが、
今思えば、楽しみながら遊び感覚で介護の仕事をしていたようです。
施設の方や職員の方も優しかったようで、雰囲気や楽しさを知れたり、
日常的に介護に携わる環境があったのも、
安藤さんが介護に興味を持った理由なのかな、と感じました。
芸人になってからも介護の現場に
定時制の高校に通いながら、芸人をしていた安藤さん。
その他いろいろ活動していたものの、介護現場には携わっていました。
叔父の介護施設であったり、訪問看護などなど。
芸人と二足の草鞋を履いて活動していたようです。
メイプル超合金はM-1決勝進出したことで一躍有名になりました。
しかしその前日、夜勤で介護現場に出ていたのが驚きです。
それだけ、安藤さんにとってやりがいがある仕事なのだと思いました。
介護とは、介護者が休憩できる時間を作るお手伝い
介護は結構大変なイメージ。
両親や身近な人に対して介護する立場となると、
ほとんどの時間を介護を要する人と過ごすことになります。
それは精神的・体力的にも参ってしまうのは容易に想像できます。
その手助けをするのが「介護福祉士や介護に携わる人」。
1日のわずかな時間でも介護をお願いすることで、
家族や支援する方にとっては息抜きになりますよね。
そのような方がいるから、ゆっくり休める時間を作れるのだと思います。
ほんとうになくてはならない存在です。
介護サービスを使おう
介護サービスを利用するには、多くが「介護認定」が必要です。
要は市町村に依頼をして、介護認定をもらうということ。
認定されると要支援1・2、要介護1~5に分けられ、
その段階によって1~3割負担の金額内で介護サービスを利用できるというもの。
範囲外は実費負担になりますが。
医療・介護に携わる身として感じることは
介護のやりがいとは？
「大変だけど、大きな喜びをもたらしてくれるから」
当事者やご家族、支援者ともども、
ありがとう、と言われるのはとても嬉しいですよね。
時には当事者の方から嬉しいサプライズもあったり。
もちろん、大変なことも多いけど、
それ以上にやりがいがあって、感謝される職種だと思います。
小さな幸せも積み重なれば、大きな幸せに変わる。
素敵なお仕事だな、と感じました。
どうしても介護は大変、とうイメージが先行してしまいますが、
ぜひ、魅力的だと感じてくださる方がいれば嬉しいです。
介護のイメージを変えたい人。
介護分野に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
