それって、
上げ幅が大きければ、
下げ幅も大きい、
ということ。
その一方で、
日々、ちょっとだけ、
確実に、自信をつけていく、
という方法がある。
この方法では、
何か失敗があっても、
実際は下げ幅も小さい。
でも、ちょっと時間かかる。
でも、ちょっと確実。
私の人生経験で分かったこと。
それは、
つまり、
自信って、
一気に向上しないが、
その代わり、
一気に下がりもしない。
幅はともかく、
上がるも、
下がるも、
一つずつ。
私の経験。
10年以上前のこと、
30代後半~40代前半で、
自分に自信がゼロ、
ということに気づいてしまった。
子供の頃からの生い立ちもあるが、
大人になってからも、
自分のケアの重要性に気付かず、
自尊心を育てることを、
すっかり怠り、
日々の激務の中で、
自信のかけらもなくなっていた。
自分が醜悪に思え、
鏡さえ見ることができなかった。
人による評価で、
すべて自分の価値が決まり、
評価基準は1か0。
非難が一つでもあれば、
この世に存在してはいけない。
そんな思考回路。
でも、
できる自分、自信がある自分を、
回りにはアピールしつづける。
なんだか。なんだか。
もうだめだ。
精神崩壊寸前。
その時に偶然出会った座禅。
座禅で、少しだけ、
気持ちがリラックスする。
その時間の中で、
ほんの小さな自信でも、
取り戻してみようと、
直感が、
私に話しかけ始めた。
だから、
小さい自信を、
ひとつずつ、
育てることから始めた。
まずは、自宅で、
自分の手に届く範囲で、
何かを確実にしてみよう。
トイレの蓋は音を立てずに落とすこと。
靴は必ずそろえること。
何日も何日もできず、
ずっとできず、
イラつき続けた。
大の大人がだ。
でも、
ある日気が付いたら、
できていた。
あ、できてるじゃん。
うれしい。
次に、
外で何かをしてみるのはどうか。
外部の世界だ。
ハードルが高そうだ。
でも、コンビニは、
自信の向上の練習には格好の場所。
店員に
「すみません」ではなく
「ありがとう」
と伝えるように努める。
また、支払いの際に、
店員や後続の人を、
待たせているという罪悪感。
それに打ち勝つために、
時間をかけてでも、
端数を1円単位で渡すことを努力した。
これらができた時、
だれも私を非難しなかった。
2段階目をクリア。
40代前半のサラリーマンがだ。
ドキドキしながら努力していた。
そして、
ここでできた小さなことは、
今でも私の自信の一番基礎にある。
とても大事な小さな自信。
私の自信すべての判断基準。
そんな小さな自信が
10数年間積み重なり、
55歳になる今、
仕事で
超ハードな交渉ができる
自分がいる。
仕事はともかく、
自信があると、
毎日の生活が少しいい感じ。
人生って、とても不思議。
「キラキラな自己啓発じゃない成長」
「ChatGPTの回答」