今回は、メンタルヘルスの雑誌から研究を始める方法を紹介します。

まずは、電話証言から始まり、次に訪問という形です。

基本的に電話での証言時は、聖句や聖書、神という言葉は使いません。

 

【電話証言】

「〇〇さんのお宅でしょうか?

私は、ご近所に住んでいる〇〇と申します」

 

「はい、何かようかしら?」

 

「えっ、凄く優しそうな声ですね。

みんなから好かれて、頼られてるんじゃないですか?」

 

「いや、そんな事はないですけど」

 

「そうですか? 家庭も結構上手くいってそうなイメージですけどね」

 

「そうね、そこそこ上手くいってるわ。用件は何かしら?」

 

「はい、最近は、コロナウイルスも落ち着いてきたので安心して生活できますよね。

でも、精神的な健康面で問題を感じている人もかなりいるそうです。

〇〇さんは、最近不安だなと思うことや憂鬱に感じる事はありませんか?」

 

「うーん、最近は買い物に出るのも疲れを感じて、あまり人と会いたくないと感じるわ。

これもやっぱり精神的に弱っているのかしらね」

 

「そうなんですね。ちなみに、どのくらい前から出歩くのが難しいと感じるようになりましたか?」

 

「2ヶ月前からかしら。やっぱり寒いし、家の中で暖かくしてる方が気が楽だからね」

 

「なるほど、冬場だとやはり太陽の光を浴びない事によって憂鬱を感じる人はいるようですね。健康な人でも太陽の光に当たらないと憂鬱になったり、睡眠不足から憂鬱になる人も多いようです。

 

なので、私も極力外に出て人とお話ししようと努力しています。いろいろな背景を持った友達とお話しすると気分が良くなります。私も〇〇さんと話しているととても楽しいですよ。

〇〇さんは明るくて気さくな方なのでとても話し易いです」

 

「あら、そうかしら。ありがとう」

 

「ちょうど出かけるついでに〇〇さんの家にお寄りしてもよろしいでしょうか?

散歩や買い物で良くドミーの辺を通るので、〇〇さんと友達になりたいですね。

それに、ちょうど心の病気について書かれた雑誌があったので、良ければ〇〇さんの意見を聞いてみたいですね」

 

「あら、そう? 良いわよ。じゃあ、紅茶でも用意しようかしら?」

 

「ありがとうございます。じゃあ、明日の昼3時くらいにお寄りしてもよろしいでしょうか?」

 

「良いわよ。ちょうど家事もひと段落ついてゆっくりしてると思うから」

 

「ありがとうございます。じゃあ、寄らせていただきます」

 

 

【訪問】

「こんにちは。電話でお話しした〇〇と申します。

〇〇さんの奥様でしょうか?」

 

「あら、本当に来たの」

 

「はい、〇〇さんがとても良い方だったので、買い物の後にお寄りしました。

今日は体調の方はいかがですか?」

 

「まあまあね、そんなに出歩きたくないけど。寒いから玄関の中に入ってくれるかしら?」

 

「ありがとうございます。

今日は、〇〇さんにこの雑誌だけでも読んでもらえたらと思いお持ちしました。

心が落ち込んだ時に、とても良い言葉を聞くと気分が良くなりますよね?

〇〇さんはそのような経験はありませんか?」

 

「そうね、主人に優しい言葉をかけてもらった時は嬉しいわね」

 

「えっ、羨ましいですね。もしよろしければ、ちょっとどのような言葉か聞いて良いですか?」

 

「みちえ、あっ、私の名前が(みちえ)なんだけど。みちえ、大丈夫か? 

体調が悪いなら無理しなくて良いんだぞ。今日は、俺が簡単な食事を作ってやるからな。

 

そう言って、刺身とか出来合いのものを買ってきてくれたの。

実際には、ご飯を炊いただけだけど、嬉しかったわ」

 

「わー、すごい優しいご主人ですね。夫婦間の愛が本当に伝わりますね。

実は、この雑誌の最後にも〇〇さんが経験されたように、身近な人の優しさが心の健康面で大切である事が示されていました。

 

例えば、ヤコブ1:19の言葉をお読みください。

これは、有名な言葉なんですが、心が弱っている人の話を辛抱強く聞く事で、その心の弱った人が慰められるようになるんです。その時は、イライラしたりせずにじっくり話を聞く事で話してる人は安心感を得るんです。

 

〇〇さんは、このように日常でもご主人とじっくり話し合ったりする事はありますか?」

 

「ちょっとそれはないわね……。仕事の話はしないし、私の話もそんなに聞いてくれないわ」

 

「そうなんですね。そういう時は、女性の友達同士の方が話しやすいかもしれませんね。

私も主人と話をする機会を取っていますけど、時には女性同士の方が会話が弾む事は良くあります。〇〇さんと話をしてる時は、ホント楽しいですよ」

 

「そうね、家事とか育児とかは女性の方が話しやすいものね」

 

「ここの格言17:17には、真の友達は苦難の時でも愛を示し合うと書かれています。

私も〇〇さんと仲良くなりたいので、またお寄りしてもよろしいでしょうか?」

 

「ええっ、良いですよ」

 

「次は、多くの人が疑問に抱いているけど、なかなか答えを見出せない質問について語ります。〇〇さんが同じような疑問を抱いていると、助けになれると思いますよ」

 

「へー、どんな質問なのか気になるわ」

 

「来週の今頃お寄りしますので、楽しみにしていてください」

 

「わかったわ、今度こそ紅茶を出してあげるからね」

 

「ありがとうございます。では、またお寄りしますね」

 

 

このように会話と研究を始めることができますので、ぜひ活用してみてください。