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KIZUNA  もう少し 生きてみます。

障害2級 重度のうつ病日記 長男と家族の闘病余命宣告

もうだめだ 553

今日はまた「だめだ」と思う気持ちが強くなってしまった。

朝起きると、身体が鉛のように重く、ベッドから起き上がることすら苦しかった。

 

カーテンを開ける元気もなく、外の世界と自分を遮断したまま、ただ天井を見つめていた。

何かをしなければ、と思っているのに、身体が動かない。

 

この「しなければならない」という感情が、さらに自分を追い詰めてしまう。

何もできない自分が情けなくて、苦しくて、どうしようもなくなる。

 

どうしてこんなにも生きることが難しいのか。

他の人はみんな普通に生活しているのに、どうして自分だけがこうやって止まってしまうのか、そんな考えが頭をぐるぐると回る。

 

まるで自分が世界から取り残されているような感覚。

時間が止まったように感じるのに、現実の時間はどんどん進んでいく。

 

そのギャップがまた、焦りを生む。

こんな自分では何もできないと思いながら、それでも心のどこかで助けを求めている自分もいる。

 

けれど、その助けを求める力すら、今の私にはないように思える。

今日も何も食べる気がしなかった。

 

冷蔵庫を開けては閉めるだけで、何かを口に運ぶ元気がない。

食べないと身体が弱ることは分かっているけど、胃が受け付けてくれないような気がして、結局お茶を少し飲むだけで済ませてしまった。

 

このままではいけないと思うけれど、「いけない」と分かっていることを実行に移すことが、こんなにも難しいなんて、うつ病になるまで気づけなかった。

 

午後になっても気持ちは重いまま。

何かをしようとするたびに「どうせできない」という声が頭の中で響く。

 

この声が消えない限り、私は何もできないんじゃないかと思ってしまう。

このまま自分がどうなってしまうのか、考えたくないけど、考えてしまう。

 

未来に希望が持てない。

この暗闇から抜け出せる日は本当に来るのだろうか。

 

夕方、なんとか少し外に出てみようと思い立った。

歩くことで気分転換ができるかもしれないと期待して。

 

けれど、玄関のドアを開けると、その先に広がる世界があまりにも大きく、怖く感じてしまい、結局外に出ることができなかった。

 

たった一歩がこんなにも難しい。

周りの人には理解されないかもしれないけれど、私にとってはその一歩がとてつもなく大きな壁に感じる。

 

夜になり、今日も一日何もできなかったと自己嫌悪に陥る。

自分を責めることで、さらに気持ちが沈む。

 

けれど、どこかで気づいている。

この状態は自分のせいじゃないことも。

 

でも、その事実を受け入れるのは簡単ではない。

うつ病というものが、自分の心と身体をこんなにも支配していることに恐怖を感じる。

 

「もうだめだ」と思う日が続くけれど、それでもこうして日記を書いている自分がいる。

書くことで、自分の気持ちを少しだけ外に出せるような気がしている。

 

今はまだ苦しいけれど、この小さな行動が、いつか私を救ってくれると信じたい。

 

 

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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。

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