今日もまた、目が覚めた瞬間から重たい気分だった。
まるで、体中に鉛が詰まっているような感覚。
布団の中で目を開けたまま、ただ天井を見つめる。
何も考えたくないし、何も感じたくない。
でも、考えてしまう。
何もできない自分のこと、過去の失敗のこと、未来が見えないこと——。
「起きなきゃ」
そう思うけれど、体が動かない。
頭では分かっている。
動かないと、何も始まらないこと。
でも、心と体がそれを拒絶する。
しばらくじっとしたまま、スマホを手に取る。
SNSを開くけれど、友達の楽しそうな投稿を見ても、何も感じない。
いや、むしろ、「自分はこんなふうに生きられないんだ」と余計に落ち込むだけ。
だから、すぐに閉じた。
結局、布団から出たのは昼近くだった。
顔も洗わず、昨日のままのパジャマ姿で台所に向かう。
でも、食欲はない。
何か食べたほうがいいと分かっているけれど、準備する気力が湧かない。
冷蔵庫を開けると、賞味期限が切れたヨーグルトが目に入る。
「ああ、またダメにしてしまった……」 自己嫌悪。
何をしてもダメな自分が、またここにいる。
結局、コーヒーだけ淹れてリビングのソファに座る。
テレビをつける気にもなれず、ただぼんやりと部屋を見回す。
部屋は散らかっていて、片付けないといけないことは分かっている。
でも、どこから手をつければいいのか分からないし、そのエネルギーがない。
「このままじゃダメだ」
そう思って、ノートを開く。
最近、少しずつでも日記を書くようにしている。
書くことで、頭の中が整理されることがあるから。
でも、ペンを持ったまま、何も浮かばない。
書くことがない。
いや、本当はたくさんあるはずなのに、うまく言葉にできない。
しばらくして、何とか少しだけ書いた。
——今日は朝から何もやる気が出ない。
最近、特にひどい。
何をしても楽しくないし、未来も見えない。
頑張りたい気持ちはあるのに、体がついてこない。
どうすればいいんだろう——。
書き終えて、ふぅとため息をつく。
この文章を読んで、未来の自分はどう思うだろうか。
「あの頃は辛かったけど、今は少しマシになった」と思えているだろうか。
それとも、相変わらず同じ気持ちのままだろうか。
考えても答えは出ないけれど、今の自分はとにかく生きている。
それだけでも十分なのかもしれない。
午後になり、ようやくシャワーを浴びた。
お湯が体に当たると、少しだけ心が軽くなった気がする。
でも、それもほんの一瞬のこと。
鏡に映った自分の顔を見て、現実に引き戻される。
疲れた顔、暗い目、無気力そうな表情。
まるで、別人のようだ。
夜になって、どうにか何か食べようと思った。
でも、作る気力はない。
結局、インスタントのスープを飲んで済ませた。
食べることすら面倒だと感じるのは、本当に良くない兆候だと分かっている。
でも、どうしようもない。
一日が終わる頃、また布団に戻る。
でも、すぐには眠れない。
考えたくないことばかりが頭の中を巡る。
過去の失敗、これからの不安、自分の無価値さ……。
それでも、いつかは眠れると分かっているから、ただ目を閉じて、その時を待つしかない。
——今日も何とか生きた。
それだけで十分。
そう自分に言い聞かせながら、静かに眠りに落ちる。
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#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
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https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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