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箱根駅伝優勝への道⑷ 組織作り

2024-04-17 | 医療経営士

こんにちは、原監督の前回からの続きを。

今回は、最後の「組織作り」についてです。

         ーマネジメントクラブHPよりー

 

組織作り

・組織では相対評価は危険で、その子の中での成功をしっかり評価する

・できない理屈を考えさせるのは時間の無駄、出来る理屈を理論立てて構築し、

 それを周囲に浸透させ習慣化させることができれば、組織として成熟へ移行する

・組織が指揮官と別の生き物になって、独立独歩で進んで行ける事が理想

・茶髪やピアスを個性という人がいるが、和を乱すだけで、身だしなみや生活習慣の整わない学生は走る前から必要ない、

 規則正しい生活を第一に挙げる監督は、人間力を向上させるために茶髪もピアスも必要ないという凛とした姿勢を貫く

・自由であるためには、義務と権利をきちんと果たす、心のマナーがある子、理解力や想像力がある子が必要

・強いチームを作るには、人間性を重視、組織には組織に合った人間を選び、本人にも組織を選んでもらう必要あり

・良い人材を育てるシステムはジャンルを超えて共通

・組織と個人の成長をどう組み合わせるかが重要で、エースを育てつつ、エースに頼らない組織作りが必要。

・エース像とは、

 他選手の力を引き出す存在で、自分だけが前に出ようとするタイプはエースであっても、エース的人材ではない

・エース的人材=優秀な人材とは、

 自分の任務をきっちり果たしつつ、周囲への影響を考慮し、仲間内での役割もこなす自立した人間

・1番になれる素質がある選手とは、実力も高い、かつ組織の中で自分の役割を見渡せること、

 周囲の信頼も得られ、組織となじみながら前へ進める人

・チームの目標に近づけることは重要だが、個人の成長を指導者がしっかり評価してあげないと組織が沈没する

・上意下達の命令型組織ではなく、監督不在でも、個々人が自主的に考え行動できる組織をめざす

・成功体験を重ねるのは本人の喜びだが、組織側の視点では、向上心を常に持っている人材を増やすことで、

 新たなエネルギーを生み、さらに爆発力になる。

・組織は段階を追って、自主性を持って自立する人材を育てていくことが必要。

・目標達成には、みんなが良いアイディアを出し合い、より活力と緊張感のある集団をつくるべき、

 みんなで自由に議論して、戦って、決まったらノーサイドで一致協力する

 

これまで、人材育成、組織作り、リーダーについて得られたことをまとめました。

特に、人材育成については、どんな職場でも一番の課題だと思います。

原監督も、「心のマナーがある子を採る」「心根が腐っていたらどうにもならない」と書かれていたように、

やはり、能力より何より、人間性が最も大事ということですね。

 

 <原監督 語録>

    4年生には「いばるな」、掃除など嫌なことを進んでやりなさい、それがお兄ちゃんの役目だ。

      タイムが速い、遅い、選手それぞれに役割があるという考え方、「カレーライスがだめなら福神漬けになろう」。


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