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官能小説『蛇の毒』 第6章 キャンプの夜(2)

益荒男様 作

官能小説『蛇の毒』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。

キャンプテントの中でアウトドアセックス 夕飯の支度をしながら栄治は麻紀子の考えが分からず、あれこれ頭を悩ませていた。
自分をワンゲル部に誘ったのは麻紀子。今回の山行も麻紀子が言い出したこと。それ
も最初から二人切りと分かっていたらしい。そして今、同じ寝袋で寝ようとしている。
自分は誘われているのだろうか。今までの状況からすれば、そうとしか考えられない。
寝袋に入ったら弘子のように襲って来るのだろうか。だとしたら、ちょっと幻滅だっ
た。淡い気持ちを抱いているだけに、そんな麻紀子の姿は見たくない。栄治は時々麻
紀子の顔を盗み見たが、そんな素振りは全然感じられず、ただ二人だけのキャンプを
楽しんでいる女の子の姿がそこにあるだけだった。
 食事が終わると麻紀子が寝る準備に取り掛かった。着ているものを次々に脱ぎ捨て
て下着姿になるとさっさと寝袋に入ってしまった。自分一人起きているのも変なので
栄治もトレーナーに着替えてテントに入った。テントと言っても高さは一メートルも
ない。寝袋の上に掛かった覆いと言う感じである。
 「入っていい。」
 「どうぞ。」
 麻紀子が寝袋を開いた。体になるべく触れぬように気を使いながら栄治が麻紀子の
隣に潜り込む。よけていた麻紀子が姿勢を戻したので体が密着した。


 「いつもこんな風に一緒に寝るんですか。」
 栄治が居心地悪そうに体をずらせた。
 「大丈夫よ、もっとこっちに来ても。」
 麻紀子がそう言って笑った。
 「男子部員と一緒のシュラフに入ったのは君が初めてよ。」
 「何で。」
 「さあ。自分でも分からない。」
 「今回の予定、前々から決まっていたんですか。」
 「ええ、でも私一人だから取り止めかなって思ってたの。」
 「じゃあ、僕と二人って最初から分かってた。」
 「うん、ごめんね。」
 「いえ、謝って貰うようなことじゃありません。」
 「ねえ、二人だけなんだから、そんな改まった口の聞き方しないで。」
 「は、いえ、うん。」
 「ねえ、こんな形で誘っちゃって、迷惑だった。」
 「全然。でも、ドキドキしてる。」
 「私も。」
 麻紀子が寝返りをうって栄治に顔を向けた。テントの入り口にぶら下げたケース入
りのロウソクが揺らめいている。ロウソクの炎が麻紀子の目に映っていた。
 「寒い。」
 麻紀子がそう言って栄治に抱きついてきた。
 「寒いわ。」
 栄治が麻紀子の肩に手を回した。体の柔らかさが腕に吸い付くようだった。栄治が
麻紀子の方を向くと、どちらからともなく唇が近寄り、そっと触れ合った。初めての
キスだった。
 「誤解しないでね。」
 唇を離した麻紀子が言った。
 「誰彼構わずこんなことしてる訳じゃないの。」
 麻紀子がもう一度唇を合わせてきた。今回は暖かいものが栄治の唇を分けて入って
来た。栄治の舌がそれを受け止めた。
 栄治の手が麻紀子の背中を撫でている。いつの間に外したのか、ブラが無くなって
いた。どこまでも滑らかな肌を手の平がゆっくり下がって行く。栄治の指先がようや
く下着に出会った。
 「栄治君、初めて。」
 栄治が首を横に振った。
 「そう。そんな気がしたわ。」
 麻紀子が栄治の手を胸に導いた。僅かな膨らみの真ん中に乳首がツンと上を向いて
いる。指先でそっと摘むと麻紀子が背中を反らせた。
 栄治の手が少しずつ下がって行った。下着の中に入ろうとしたところで麻紀子が慌
てて押さえた。
 「待って。」
 栄治は一瞬驚いたが、それ以上動かそうとはしなかった。
 麻紀子の体が震えていた。それまでの積極的な麻紀子が影を潜め、体に力を入れて
必死に堪えている。
 「無理しなくてもいいよ。」
 栄治が手を引こうとした。
 「待って。」
 今度は麻紀子の手が縋るように栄治の手を引き留める。訳が分からなくなった栄治
はそれ以上何もせず、黙って麻紀子の様子を見守ることにした。
 「ごめんなさい。」
 麻紀子は泣いているようだった。
 「無理しなくてもいいんだから。」
 栄治が空いた手で麻紀子の髪を撫でる。麻紀子のすすり泣きが一段と大きくなった。
 「本当にごめんなさい。」
 麻紀子が鼻をグズグズにさせてそう言った。
 「もし話して気が楽になるなら、話してみれば。」
 「ありがと。」
 いきなり麻紀子が栄治に抱きついてきた。首に巻き付いた手に力が籠もり、激しく
栄治の唇を求める。栄治もそれに優しく応じた。下着に入りかけた手をそっと抜いて
も麻紀子は何も言わなかった。
 「聞いてくれる。」
 ようやく麻紀子が落ち着いて来た。
 「うん。」
 「私ね、実はバージンなの。それで、栄治君に最初の人になって貰いたいって思っ
たの。」
 別に泣くほどのことではない。栄治はそう思ったが何も言わなかった。
 「でもね、それだけじゃないの。私、高校卒業したら結婚しなきゃいけないの。」
 「え、どう言う意味。」
 思わず栄治が聞き返した。確かに麻紀子は十八になっているのだから親の承諾があ
れば結婚できる歳になっている。でも、栄治にとって結婚は自分とは全く無縁の遠い
先のことだった。
 「私の結婚はもう両親が決めちゃってるの。そりゃあ、嫌だって言えば強制するこ
とは出来ないけれど、今まで通りに暮らして行こうと思ったら親には逆らえない。一
時は自分で働いてとも思ったけど、やっぱり自信ないし。」
 「その相手の人、結婚する人だけど、そんなに嫌な人なの。」
 「ううん。特別嫌って訳じゃない。でも、好きって訳でもない。そんな人と一緒に
なって一生が決まっちゃうのかと思うと、凄く悲しくなって来るの。」
 「何となく分かるけど。でも、何で僕だったの。」
 「だから、ごめんなさいって言ったの。実は、栄治君が入学してきた時から、何か
ドキッとするもの感じてたの。こんな彼氏がいたらいいなって。暫く様子を見てたら、
特別付き合っている人いないみたいだし。それで思い切って声掛けたの。」
 「でもさあ、そんな人がいるのに僕と付き合って、もし今晩このままセックスしち
ゃったら、何か悪いみたいな気がするなあ。」
 「うん。その人よりも、何も言わないで栄治君に抱かれちゃったら、栄治君に申し
訳ないって気が付いたの。」
 「僕のことはどうでもいいよ。」
 「よくない。」
 麻紀子がもう一度栄治にキスした。
 「栄治君って、優しいのね。」
 「さあ、優しいかどうか、自分では分からない。」
 「ううん、優しいの。優しいのよ。」
 麻紀子が首に巻いた腕に力を込めた。
 「ねえ、こんな私のバージン、貰ってくれる。」
 「何かスッキリしないなあ。」
 「ね、お願い。」
 暫く考えてから栄治が頷いた。
 「ありがとう。」
 麻紀子が栄治の首に巻いていた腕を解いた。
 「全部脱いで。私も脱ぐから。」
 「うん。」
 「約束して。私が痛いって後込みしても絶対にやめないで。」
 「うん。でも、それでいいの。」
 「いいの。そうして欲しいの。」
 そう言って麻紀子が寝袋の中で下着を脱いだ。栄治もトレーナーの上下を脱ぎ捨て、
下着も外した。
 「このまま親の言うとおりに結婚しちゃうかも知れない。それとも、栄治君と一つ
になって考えが変わるかも知れない。どっちにしても、今日、栄治君に抱いて貰いた
いの。」
 「分かった。少なくとも僕は麻紀子さんが好き。だから抱きたい。今はそれ以上の
ことは考えない。それでいい。」
 「本当に好き。」
 「うん。」
 「嬉しい。」
 栄治が麻紀子の体に手を伸ばした。滑らかなお腹を過ぎたその手が茂みに辿り着く。
麻紀子が脚を閉じたままなので栄治の手がそこで止まった。
 「ちょっと待ってね。」
 「大丈夫。夜はまだ長いから。」
 表面は落ち着いた素振りを見せてはいたが栄治は内心穏やかでは無かった。経験済
みとは言ってもそれは弘子に半ば無理矢理犯されたようなもの。女のその部分に手を
触れたことはまだ一度もないのである。唯一の頼りは弘子の体に入っていた自分の姿
を憶えていること位だった。麻紀子と弘子が同じかどうかすら自信なかった。
 麻紀子の脚が僅かに弛んだ。栄治が指先を入れると再びその脚がきつく閉じられる。
挟まった指先が柔らかいものに触れていた。暫くしてまた麻紀子の脚が弛んだ。今度
はさっきよりも角度が大きい。栄治の指が奥まで入ってもその脚が閉じられることは
なかった。
 栄治がゆっくりと中を探って行く。麻紀子の襞の中はどこも全て柔らかく、指先が
めり込んでしまうところばかりだった。
 ようやく入り口とおぼしき場所が見付かった。中指がヌルッと入り込んだのである。
更に奥へと指で探って行くと麻紀子が顔をしかめた。
 「痛い。」
 「大丈夫。やめないで。」
 栄治の指が弾力のある部分に差し掛かっている。どうやらこれがバージンの証らし
い。これを越えないと目的は達せられない。案外抵抗が強いので栄治が迷った。
 「う、」
 麻紀子が呻いた。栄治の指が僅かに先へと進んだのである。そこは弘子とは違って
余り濡れていない。このままでは巧く行くかどうか自信が無かった。
 「ちょっといい。」
 栄治が寝袋のチャックを開いた。
 「え、どうするの。」
 「僕に任せて。」
 「え、ええ。何でも。」
 「はっきり言って僕も一度しか経験ないし、それも強引にされちゃっただけなんだ。
だから巧く行くかどうか自信ない。それで、本で読んだんだけど、入れる時に濡れて
なかったら口でするといいって書いてあったんだ。それ試してみるけど。」
 「え、口で。汚いから。」
 「ううん、麻紀子さんだったら汚いなんて思わない。」
 麻紀子もしぶしぶ頷いた。
 「それ、クンニって言うのよね。私も聞いたことある。でも、恥ずかしい。」
 「そうしたい。いいよね。」
 麻紀子が真っ赤な顔で頷いた。
 栄治が口を寄せると麻紀子が反射的に脚を閉じようとした。栄治の口はまだ届いて
いないが、それでも頭が邪魔をして完全に脚を閉じることは出来ない。栄治が麻紀子
の膝を抱えて上に持ち上げた。あっと言う間にそこが無防備な状態になる。すかさず
押し付けられた唇が襞を分けた。
 「あ、嫌。」
 突然の栄治の動きに戸惑った麻紀子が脚を閉じる。それでも押し付けられた唇はし
っかりと襞の中に食い込み、舌の先が更に奥を探った。
 「は、恥ずかしい。」
 栄治はそこから甘酸っぱい匂いが立ちこめてくるのを感じた。自分の唾液だけでは
ない別の滑りが少しずつ中から溢れてくる。舌の先を押し込んだ入り口から更に強い
匂いが沸き上がって来た。
 突然麻紀子が脚を大きく広げた。踵がテントの壁に当たってバサバサと音を立てる。
自由になった栄治の唇が襞の中をくまなく動き回った。
 ようやく起き上がった栄治が麻紀子に脚を振り上げさせたまま上から重なって行っ
た。入り口の在処は分かっていた。後は有無を言わさず押し込むだけ。先端が引っ掛
かり、僅かに入り込んだ。
 「我慢して。」
 栄治が圧力を掛けた。包み込まれるような圧力が栄治を押し戻そうとする。麻紀子
の顔が苦痛に歪んだ。それでも麻紀子の口からやめてと言う言葉は決して出てこなか
った。
 「ごめん。」
 栄治が全体重を掛けた。
 「きゃあ。」
 麻紀子の悲鳴が夜の静寂にこだました。栄治が思わずその部分を覗き込む。半分く
らい入り込んだ自分がロウソクの明かりで光っていた。
 「は、入ったの。」
 麻紀子が喘ぎながら聞いた。
 「うん。全部じゃないけど。」
 「ちゃんと入れて。」
 「痛くない。」
 「痛いけど、ちゃんとしてくれないと、嫌。」
 「うん。もう少しだから、我慢して。」
 栄治がもう一度体重を掛けた。少しだけ進むことが出来た。一呼吸休んでまた体重
を掛ける。この繰り返しを何度も続けると、ようやく全てを麻紀子の中に収めること
が出来た。
 「一つになれたよ。」
 栄治が麻紀子の手を導いて確かめさせた。麻紀子は恐る恐る触って確認すると、慌
てて手を引っ込めて栄治の首にかじりついた。
 「嬉しい。」
 麻紀子の目から涙がこぼれた。それは単に痛さだけから来たものでは無さそうだっ
た。



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愛と官能の美学
指先がようやく下着に出会った  image
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山の中のいいシチュエーションなんですよ!何度も撮影してます。皆さんの地域でいい場所あったら教えてね!( ^^)これは特別画像、、、おばさんの、あ そ こ (笑)
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