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【電動×手動】電動ドライバーのおすすめ【電ドラボール】

たくさんのプラスネジを付けたり外したりって大変ですよね?

クルマだと内装品の取り外しでたくさんのプラスネジがあり、バイクだとテールレンズなどのやたら長いネジに遭遇します。

これを手回しの工具で外すのってなかなかに大変・・・

インパクトドライバーなら早いし簡単じゃん?と思いますが先ほどいった部分には『パワー』が強すぎるんです・・・

急ぐあまりに部品やネジを壊してしまっては元も子もありません・・・

インパクトドライバーに似た電動ドライバーは?これならクラッチが効いて壊れない?

いえいえ、大きさが問題になって使えない部分多い・・・

なら手回しのドライバーから進化したラチェットドライバーはどうか?

少し早くはなりますが結局は手回し、歩くのが早歩きになった程度。

じゃあなんなら良いのさ?

ドライバー形状の電動ドライバーが使いやすくておすすめです!!

今回はドライバー形状の電動ドライバーの代名詞【電ドラボール】について深掘りします!

この記事は国産自動車ディーラーにて整備士15年以上の経験と見解でお送りいたします。

充電手回しドライバーって?

【充電手回しドライバー】とは先ほどいったドライバー形状の電動ドライバーを指します。

ドライバーという単語はややこしいんですよね・・・

・ネジまわしのドライバー

・ゴルフで使うクラブのドライバー

・運転者などのドライバー

もちろんネジまわしのドライバーを指すのですが

冒頭にあるように

・手回しのドライバー

・電動のドライバー(電動ドライバー、インパクトドライバー、ドライバー形状の電動ドライバー?)

この『電動のドライバー』が実にややこしいので今回の手回しタイプの電動ライバーを説明するにあたり調べたところ

【充電手回しドライバー】という表現が一番納得がいったので説明に使っていきたいと思います。

特徴:メリット

充電手回しドライバーのメリットは多く4つ

・電動モーターで早回しができる(ボタンか切り替えスイッチで緩め・締め共に対応)

・手回しで最初の緩めと最後の締めができる(工具の持ち替えが不要)

・充電できるので電池交換不良(製品によって充電コネクタの種類に違いはあれど、名前の通り充電可能)

・チャック式でビットを入れ替えることで色々な種類のネジに対応(内装やアンダーカバーにトルクスネジが増えているのでトルクスのビットも買いましょう!)

特徴:デメリット

・インパクトドライバーに比べ、速さとパワーが劣る(特にパワーに期待してはいけません、早回しツールと認識しましょう)

・本締め対応のものでも、力をかけすぎると壊れる可能性あり(工具がしなる感覚があったり、最悪ギヤが壊れることもあるので過信は禁物。あまりに固いネジには普通の手回しドライバーが○)

電ドラボールって?

電ドラボールとはベッセルが出している充電手回しドライバーの名称です。

現在3つの種類があり

・電ドラボール

・電ドラボール ハイスピード

・電ドラボール プラス

回転速度やトルクの違いがあり、3段階に切り替えができるものもあります。

電ドラボールと付属品

電ドラボールの特徴

ベッセルのドライバーとしてベストセラーの【ボールグリップドライバー】を彷彿させるデザイン。

ボールグリップドライバーとそんなにサイズ感が変わらないボディの中に、モーター、スイッチ、バッテリー、充電コネクターが組み込まれています。

このコンパクトボディにモーターやバッテリーが組み込まれてます!

使用方法

回転方向の切り替えはスライドスイッチで行うので直感的に行うことができます。

締めるならネジに対して前方向、緩めるなら後方向にスイッチを動かせばOK。

写真の中央がスライドスイッチ
右隣が充電ランプ

すると『ウィーン』という音と共にモーターが回りネジを締めたり緩めたりすることができます。

回転速度

回転速度は種類によって変わります。

・電ドラボール:毎分280回転

・電ドラボール ハイスピード:毎分1200回転

・電ドラボール プラス:3段階有 低:毎分280回転 中:毎分340回転 高:毎分400回転

電ドラボールプラス ハイスピードの速さが目立ちますね!

トルク

トルクとは回す時の『力強さ』です。

・電ドラボール:2.0N·m

・電ドラボール ハイスピード:0.4N·m

・電ドラボール プラス:3段階有 低:1.2N·m 中:1.6N·m 高:2.0N·m

トルクが弱いと、回す時に固い(抵抗がある)と場合にすぐ止まってしまいます。

電ドラボール ハイスピードは早い分、トルクが弱くなっていますね。

LEDランプでネジを照らす

車内作業って意外と暗いんです。

天井(ルーフ)もあるし、ナビやインパネ周りの作業は陰になって暗くなりがち・・・

電ドラボールは回転中と回転後に5秒間、LEDランプが点灯してくれるので、ネジにアクセスするまでのライト代わりになります!

高輝度LED搭載!
手元を照らしてくれます!
ライトはやや青みが強め

手締めに対応

手動回しの耐トルクが10〜12N·mあるので、固い場合の最初の緩めと最後の締め付けを行うことができます。

工具を持ち替えなくていいのでスピーディーに作業ができます!

ただし、めちゃくちゃ固いネジを手動で緩めたら、ギヤが壊れたという話もあるので異常に固いと感じたら、通常のドライバーで初期緩めを行いましょう!

充電方法

本体にUSBポートがあるので差し込めば充電されます!

電ドラボールと電ドラボール ハイスピードは残念ながら『マイクロUSB タイプB』でした。

充電ポート
これはマイクロUSBタイプB

しかし、最新の電ドラボール プラスでは待望のUSBタイプC』になりましたので、充電時の差し込みのイライラが解消されました!拍手!!

充電状態はランプで表示されるので充電中なのか、充電が完了したのかが色で確認できます。

(充電中:赤、充電完了:緑)

ケーブルは付属しますが、充電器はついていませんので用意が必要です。

充電は5V1Aの5W充電。

家に余っているUSB充電器でOK(昔のiPhoneとかに付属していたものなど)

ビットチャックでプラス以外のネジにも対応

差し替え可能なビットチャック

ドライバーというと一番に思いつくのはプラスねじだと思います。

しかし、近年ではトルクスのネジも増えてます。(内装でも、外装でも)

ビットチャック式ならビットを差し替えることで、トルクスにも対応できるので便利!

意外とよく使うトルクスのビット

あと、家庭用とか整備で使うビットはマグネットチャック式の長さが短いものが多いのですが、電ドラボールのチャックは両頭ビットタイプ対応タイプなので、インパクトドライバーなどに使う『両頭ビット』が使用できます!

付属しているのは片頭ですが、必要に応じて買い足しましょう!

下が『両頭ビット』です

標準でついているプラスビットは買い替えをおすすめ

安いものはPH2のプラスビットが付属しているのですが、使用感が正直イマイチなんですよねぇ。
(上の写真の黄色のスリーブ付きのビット)

ネジへの食いつき感がないというか・・・

なのでプラスビットは買い替えるか、現在は本体のみの販売もあるので最初から付属していないものを買うのがおすすめです。

活躍する用途・場面

自動車

車内:ナビの脱着、グローブBOX脱着などのダッシュボード周りの作業

車外:フェンダーライナーやアンダーカバーの一部にプラスやトルクスネジを使う作業

最近の日産車の一部のアンダーカバーにプラスネジクリップが曲者なんすがここでとても役立ちます!

バイク

外装:テールランプのネジ、ハンドルのスイッチ周り

エンジン周り:エアクリーナーの取り付けバンド、キャブレターの分解時

あとはビットの種類を変えれば使える場所も増えます!!

まとめ

いかがでしたでしょうか

充電手回しドライバー(電ドラボール)についてのおすすめでした。

・充電手回しドライバーとは

・電ドラボールの特徴

・ビットの付け替えでプラスネジ以外にも使用可能

・自動車・バイクで活躍する用途・場面

でした!

使ってみると、最初はトルクが足りないかもとか壊れそうとか思うのですが、慣れるとただの手回しドライバーには戻れなくなりますよ!

もちろん、良し悪しはありますので、この記事を参考にしていただければと思います!

私は、電ドラボール(無印)を2つ所有しているのですが、壊れたのではなく仕事用で気に入ったのでガレージ用にも追加購入した経緯があります!

リピートするということは間違いなくいいものだからです^^

でももし、これから買うのであれば【電ドラボール プラス】が機能面でも充電面でも進化していていいと思います!

気になる方はチェックしてみてくださいね!


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この記事を書いた人

国家一級自動車整備士、第二種電気工事士資格の持つ私が趣味のバイクライフ、ガレージライフをお伝えします♪
もちろん整備士目線での車のお役立ち情報、工具好きならではのお役立ちアイテムも発信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します☆
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