こんにちは、テックです。
本日は以前執筆したゴミ箱から削除したデータを復元する方法の「Mac」での方法を共有したいと思います。
Macはその美しいデザインと直感的なインターフェースで一般ユーザーはもちろん、多くのクリエイターやデザイナーに愛されるデバイスですが、データ復元の際には少々手を焼くことがあります。
Macのゴミ箱復元がWinより難しい理由
そもそも、なぜMacはWindowsに比べてゴミ箱からのデータ復元が難しいのでしょうか?
答えはとてもシンプルで復元ソフトの選択肢が限られているからです。
実は復元ソフトでMacにも対応したソフトというのはそう多くありません。
MacのOS構造はセキュリティが堅牢で、システムの保護機能が強固に組み込まれています。それはそれで素晴らしいことなのですが、このためデータ復元の際には専用のツールが必要になるのです。
誤ってゴミ箱から削除してしまったデータを復元したい(mac版)
早速ですが、Mac版ゴミ箱からデータを復元する方法をお伝えしたいと思います。
Macでデータを復元する方法は大きく分けて3つあります。
(ちなみにあくまで無料で復元したいので、そこにこだわって選んでいます。)
ゴミ箱の中にデータが残っている場合
この場合はもはや説明する必要もないと思いますが笑
念のために記載するとゴミ箱はフォルダ形式になっていますので、開いて右クリックで「戻す」を押してください。
Winの場合は「元に戻す」ですが更に言葉を縮めてきているところに、WinよりもミニマルにシンプルにしたいというMacの矜持(抵抗ともいう)が見て取れますね。
はい、簡単に枝豆の画像を元に戻すことができました。
ゴミ箱の中にデータが残って無い場合 バックアップがある場合
ゴミ箱の中にデータが残って無る場合は一瞬でデータを元に戻すことが出来ますが、ゴミ箱からも削除してしまった場合はWin同様に簡単ではなくなります。
まず試したいのは別のストレージ(外付けHDD)やTime Machine上にデータが残っているかどうか、です。
こういったバックアップを持っている場合はそこからデータを復元することができます。
万一の誤ったデータ削除も考えて常日頃からバックアップは取っておきたいところですね。
ゴミ箱の中にデータが残って無い場合 バックアップがない場合
当然ながらこのパターンが最も厄介になります。
ゴミ箱も空にしてしまって他のところにバックアップも無い場合、なんとかゴミ箱からデータを復元していくしか方法がありません。
ただ、少しの容量を復元したい(ゴミ箱からの復元)程度であれば無料のソフトで十分復元可能です。※時間が経ってしまうと復元自体がより難しくなってしまうので早めの対処をお勧めします。
次の項では具体的な復元の方法について説明していきたいと思います。
おすすめのMac専用データ復元ソフト
無料で使えるMacの復元ソフトを以前比較していますので、こちらも併せてご覧ください。
対応しているソフトの中ではやはり「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」が頭ひとつ抜けています。
まず、無料での復元容量が比較した中で最大(2GB)です。
ゴミ箱から画像など多少のデータを復元するのであれば完全無料で行えるでしょう。
操作も非常に簡単なので復元ソフトを使ったこと無いという方でもすぐに使いこなせるようになると思います。
それでは参考にEaseUS Data Recovery Wizard for Macを使用した復元をやってみたいと思います。
1.削除されたファイル/フォルダが保存されていた場所(今回はゴミ箱)から、「失われたファイルを検索」をクリック。
2.「失われたファイルを検索」をクリックするとクイックスキャンとディープスキャンが同時に開始されます。
3.復元したい項目が現れたらチェックマークを付けて復元。
工程はこれだけです。めちゃくちゃ簡単に復元できましたね。
まとめ
今回はMacを使ったゴミ箱復元の方法をシェアしましたけど。正直ほとんどWindowsと変わらなかったです。
「以前のバージョンの復元」が「Time Machine」に置き換わったことくらいかなー。
ソフトの種類だけ少なくなるということを知っておけばイザというときもすぐに対応できると思いますね。