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パソコンの動作が遅い?SSDクローンのフリーソフトでサクサク快適にする方法!

こんにちは、テックです。

 

長年同じパソコンを使っていると...「クリックしても反応が遅い…」 そう思ったことはありませんか?

昔はサクサク動いていたのに、最近は起動も遅いし、アプリを開くのも時間がかかる…。


「買い替えたほうがいいのかな?」と思いつつも、お金もかかるし、設定し直すのも面倒ですよね。

そんな時はSSDを新しい容量の大きいものに換装するだけで爆速になる場合があります。

 

データを移行するのって面倒そうですが、今はフリーソフトなどでも手軽に行うことが可能です。今回は、SSDクローンのやり方を分かりやすく紹介していきます。

 

SSDクローンを行うにあたり

 

まず、前提条件を抑えておきましょう。
SSDの選び方もそうですが、容量などをしっかり確保しないとせっかく買っても使えなかったということになりかねません。

 

また、テックの知識はあくまで一例で、偏りも激しめです笑

ミスを防ぐためにも絶対にバックアップは取ってくださいね。投資とクローンは自己責任。

 

ざっくりとまとめてみましたが以下の5点ほどに注意してSSD選びと換装を行うようにしてください。

 

・クローン先のSSDが元のHDDより小さいと、コピーできない
  対策:不要なデータを整理しておくか、容量の大きいSSDを選ぶ

 

・万が一クローンに失敗したときに備えて、外付けHDDやクラウドにバック

 

・ノートパソコンの場合、SSDをUSB接続するクローン用の変換ケーブルが必要になることも

  対策:「SATA-USB変換アダプター」や「SSDケース」を使うと便利

 

・クローン後、SSDからちゃんと起動するかチェック
  対策:必要なら、BIOS設定で起動ドライブをSSDに変更する

 

・クローン時に「ターゲットディスクの内容を削除します」と出たら、SSDのデータが全部消えるので注意


クローン後にやるとよいこと

 

さらに付け加えると、クローン作成後にも行うべきことがあります。
サクサク快適にパソコンを動かすためにも不要データの除去などを行って整理しておきましょう。

 

・ HDDをフォーマット(初期化)してデータを整理
 → HDDを外付けドライブとして使うなら、不要なデータを消して再利用!

 

SSDの寿命を延ばす設定をする
 → 「TRIM機能を有効化」すると、SSDが長持ちする
  Windowsなら「デフラグと最適化」から確認できる

 

・ クローン後の動作確認を忘れずに
 → アプリやデータが正しく移行されているかチェックして、問題なければ完了!

 

以上の注意点を抑えたら実際にクローンを行うためにSSDを用意していきます。

ちなみにひとくちにSSDといっても色々な規格があります。ここも初心者の方が分かりやすいようにざっくりとまとめますが、大体以下のようなイメージ。

 

  1. 簡単・安定を求めるなら → 2.5インチ SATA SSD
  2. 省スペース・配線不要なら → M.2 SATA
  3. とにかく高速化したいなら → M.2 NVMe SSD

 

M.2の場合はマザーボードのスロット有無を確認してみて下さい。
経済性を求めるのであれば2.5インチ SATA接続でも十分です。

 

kakaku.com

 

実際にクローンソフトを使う

 

EaseUS Disk CopyというEaseUSが提供しているソフトを使っていきます。
全工程をクローンする場合、有償版が必要になってきますが無料で試用できます。

 

jp.easeus.com

 

ちなみにPro版でも2,390円と極めてリーズナブルになっていますので、コスト面での負担はあまり考えなくても大丈夫でしょう。

 

©︎福本伸行


では実際にクローンの方法です。

 

まずはソフトの初期画面で「ディスクモード」を選択します。それから、ソースディスクを指定して「次へ」をクリック。

 

 

ターゲットディスクを選択した上、「次へ」をクリック。

注意:

①ターゲットディスクはソースディスクと同じまたはそれ以上の容量であることを確認してください。
②クローンすると、ターゲットディスク上のすべてのデータが消去されますので、ご注意ください。

 

ターゲットディスクがSSDの場合、最下部にあるSSDの最適化にチェック。
ディスクのレイアウトを編集して「実行」をクリックします。

 

EaseUS Disk Copyには他にも様々な機能がついています。

以下は一例ですが、状況に合わせて使っていくといいかも。

 

  • ディスクを自動調整します:ターゲットディスクが最適な状態で動作できるように、デフォルトでディスクのレイアウトをいくつか変更。
  • ソースとしてコピーします:ターゲットディスク上で何も変更せず、レイアウトはソースディスクと同じ。
  • ディスクのレイアウトを編集します:ターゲットディスク上で手動でパーティションのレイアウトをリサイズ/移動することができます。

 

ディスククローンのプロセスが始まります。


システムドライブを含めたクローンの場合はBIOSで起動順序を変更し、新しいディスクから起動するように設定する必要があります。
メーカーによってBIOSの立ち上げ方が異なるので「 bios 起動順序 変更 ○○←メーカー名」で検索するのが無難。

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jp.easeus.com


まとめ

パソコンの動作が遅くなったと感じたら、HDDからSSDにクローンするだけで快適さが劇的にアップします。

 

jp.easeus.com

 

EaseUSのフリーソフトを使えば、初心者でも簡単にSSDクローンができるので、難しい設定は不要です。

  • クローン前のバックアップ&SSDの容量チェックを忘れずに!
  • クローン後はちゃんと動作確認&最適化でさらに快適に!

これで、新しいSSDでもこれまでと同じ環境でパソコンをサクサク使えるようになります。

 

もし「パソコンが遅い…」と悩んでいるなら、ぜひSSDクローンに挑戦して、ストレスフリーなPCライフを楽しんでみてください。