iPadで書き出し、そしてMacBookを介してOneNoteに蓄積した過去のアイデア(マップ画像)をどのように振り返るか。
その振り返りは、例えば電車の中に乗っているスキマ時間などにiPhoneで簡単にできるものであって欲しい。
私は、次の方法を試すことにした。
OneNoteはそのページをPDF化して保存するという機能がある。
それを活用して、過去のアイデア(マップ画像)を蓄積したページをまずはPDF化する。
そしてそのPDF化したファイルを、iOSに標準でインストールされている「Book」アプリで取り込むのだ。
もともとそのBookアプリは、iPhoneやiPadなどのiOSのデバイスで本を読むためのアプリだった。私自身は本を読むときはKindleアプリを活用しているので、読書用としてはBookアプリ自体は使っていない。
ただ、そのBookアプリにPDF化したファイルを取り込めば、そのファイルをまるで本を読むかのように見ることができることに気付いた。
しかもファイルを端末にダウンロードしてしまうので、一度ダウンロードしてしまえばオフラインでも見ることができる。アプリを立ち上げるたびに大量の更新や読み込み直しが発生することもない。
私は、「過去のアイデアの振り返り」のためにBookアプリを活用することにした。
当然、BookアプリにPDF化したファイルを取り込むのに「OneNote→PDF化→Book取り込み」という作業が発生する。ある程度の手間はかかる。
ただし、この作業はそれほど頻繁にするものでもない。
OneNoteにおけるアイデア蓄積用のページは年ごとに作っていたので、例えば2024年が終わった段階で2024年のページをPDF化してBookアプリに取り込めば良い。
つまり、一年に一度くらいの頻度で発生する作業でしか無かった。
三年前の自分は何を考えていたのか。
何に悩んでいたのか。
何に対してアイデアを出そうとしていたのか。
そしてその時に出したアイデアとは、一体どのようなものだったのか。
それを振り返るということは、過去の自分と対話することに近い。
すでに忘却の彼方に沈んでいった過去の自分のアイデア。
それを今の自分の視点で見ることで、その過去のアイデアをベースにして新しいアイデアを考えることができる。
私はそのように考えていた。