イギリスの職場年金

お金の話

職場年金(Workplace pension)

これは教育の一環としての記事ですので、ファイナンシャルアドバイスではありませんので、必要な方はプロにご相談下さい。

職場年金(Workplace pension)というのがイギリスにはあります。企業年金と書けないのは、日本のように厚生年金のような仕組みではないからです。

それまでは大企業のみで提供。

この制度が入るまでは、大企業のみが会社における年金制度を提供していました。ということは大部分の人たちは会社が運営する年金制度の恩恵を受けることはありませんでした。銀行、保険会社、金融関連の会社は特にこれらの制度を昔から導入していました。

2012年に政府は国民年金だけでは生活できない事を改善する為に、WorkPlace Pensionを導入しました。

職場年金制度の前は

厚生年金無し、退職年金無し、貯金しない国民性、かなりの労働者階級は苦しい年金生活をしていたと思います。年齢差別の理由で定年制を違法にしましたが、これもどちらかというと、ただ単に死ぬまで働けということではないかなと疑います。ある意味では、これが資本主義で、お金を使い果たして、何にもなくなれば、助けてくれるUniversal Creditもあるので、ここはある意味、日本の生活保護制度と似た社会主義かもですね。

もちろん、こちらに住んでいる私は外国人の身分なので、そんな、その日暮らしの生活はできないので、コツコツ貯金をして、職場年金が導入される前から、自分でも個人年金に積み立てていました。

Workplace Pension

まず、基礎となるWorkplace Pensionのポイントをリストします。

  • 55才までは出せない(2028年から57才になる)
  • 会社は職場年金を入社した社員に自動で始めないといけない。
  • 自分は5%を給料からTaxがかかる前に自動引き落としされる(Tax Free)
  • 会社は3%を払いこむ。

基本、£260,000を超えない限りはTaxフリーで年金アカウントに自分の払っている税率でその分のタックス分も年金アカウントに振り込まれる。多分、このブログを読んでいる読者は前記した制限額を超える人は少ないと思いますが、それにあたる人はぜひファイナンシャルアドバイザーを雇って下さい。

Auto-enrolment

本来は入社するとスタートしないといけない職場年金、もしPayslipを見て、書いてなければ、入れてないので、HRに連絡して下さい(あるんですよね、そういう会社が)

Salary sacrifice

これを提供している会社に勤められているのであれば、おめでとうございます!ぜひ活用してください、基本的には職場年金に自分で任意で増額ができるということです。

大企業だと、会社が支払う13.8%のNI分の一部も(National Insurance)も年金口座に入れてくれることがあります。ぜひ、あなたの会社の年金制度の詳細を確認してください。これは会社も得するので。

LISA vs Pension

Lifetime ISAか、Pensionか。Lifetime ISAは政府が25%上乗せしてくれるISAです、PensionはBasic Tax Payerの場合、20%+3%(会社支払い分)、単純比較ではLifetime ISAの方が率が少しいい。また、ISAアカウントは出金する際に税金はかからない、Pensionは基礎控除額以上は税対象となる。

これだけ見ると、年間£4,000がLISAの上限なので、この金額まではLISAがいいのかもしれない。

LISAは家を購入する際のDepositとして使える

もしくは60才になると出金できる。(Pensionは55才、2028年以降は57才)

LISAは相続する際にInheritance Tax対象となるが、Pensionはならない。

LISAは年齢制限があり、50才以上は入金ができない。

私はLISAを使える人には勧めています、制限の£4,000を入れると政府が£1000上乗せしてくれる、それを50才までやって、60才で、Tax Freeで受け取る。もし、ラッキーにも£4,000を超える貯蓄ができる場合、Salary Sacrificeを使うか、個人でSIPP年金アカウントで投資ファンド等に入れるといいと思います。

ただ、よくわからない方はファイナンシャルアドバイザーにご相談して下さい。

イギリス政府のワークプレース年金のページ

https://www.gov.uk/workplace-pensions

ここはいつも見てる生活で得する情報のサイトでの年金情報ページ

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