あぶり餅と今宮神社|ご利益は玉の輿【京都府京都市北区紫野】

本ページはプロモーションが含まれています。

今宮神社とあぶり餅 寺社仏閣
この記事は約3分で読めます。

「あぶり餅」を聞いたことはありますか?京都市北区にある「今宮神社」に隣接する2店舗「一和」と「かざりや」。この2店舗で提供されるのが「あぶり餅」です。

非常に歴史の深い和菓子でぜひ京都に訪れた際には食べてほしい一品です。

今宮神社

今宮神社は京都市北区紫野にある神社です。まずは基本情報です。

主祭神:大己貴命おおなむちのみこと事代主命
ことしろぬしのみこと
奇稲田姫命くしなだひめのみこと
創建:長保3年(1001年)
社格:旧府社

主祭神は大己貴命、事代主命、奇稲田姫命の三柱です。大己貴命のお母さんが奇稲田姫命、大己貴命の子どもが事代主命なので、親子3代が祀られているわけですね。

正暦5年(994年)京都で大規模な疫病が流行し、疫病を鎮めるため御霊会ごりょうえ(祟りを防ぐための鎮魂の儀礼)が営まれました。その後1001年にも疫病が流行したことから疫神を祀った社に神殿や玉垣、神輿を作らせて今宮社と名付けたことが由来となっています。

玉の輿神社

今宮神社は「玉の輿神社」としても有名な神社です。

西陣織でも有名な西陣地域に生まれた「お玉」が後の桂昌院けいしょういんであり、江戸幕府第3代将軍徳川家光の側室となり、5代将軍徳川綱吉の生母として従一位となったことが「玉の輿神社」の由来とされています。なお、ことわざの玉の輿も同じ由来です。

桂昌院は今宮神社や生まれた西陣地域への愛郷の思いが非常に強く、社殿の造営や復興など様々な施策を行っています。

ご利益

今宮神社は健康長寿、開運、玉の輿などのご利益があるとされています。

今宮神社名物「あぶり餅」

今宮神社の東門から出た参道に並ぶ「一和」と「かざりや」。ここで提供されているのがあぶり餅です。

あぶり餅とは竹串に刺さった一口サイズのお餅にきなこをまぶして炭火であぶります。最後に白味噌を使った甘いタレにくぐらせます。

あぶり餅の歴史は非常に深く、平安時代に疫病がまん延した時に無病息災を祈りあぶり餅を今宮神社へお供えをしていました。一和の初代当主がそれを参拝客に振る舞ったのが始まりと言われています。

一和 一文字屋 和輔

一和は正式名称は一文字屋 和輔とです。一和の創業はなんと平安時代にまで遡ります。長保2年(1000年)創業でで日本最古の和菓子屋と言われています。

営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日

本家 根本 かざりや

かざりやの創業も寛永14年(1637年)と300年以上の歴史のある老舗です。

営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日

一和とかざりやどちらが人気?

店舗が向かい合う一和とかざりや、どちらが美味しいのか気になる人も多いと思います。少しかざりやの方が味が濃いかなと思いますがそこまで大きく変わりません。

一和もかざりやも行列になるのですが、どちらか一方に偏るということはなく、両店舗とも同じくらい人が並んでいます。

まとめ

今回は京都市北区にある今宮神社と今宮神社名物「あぶり餅」について説明をしました。

今宮神社は疫病を鎮めるために創建された神社です。その今宮神社にお供えされていたのがあぶり餅。今宮神社創建当時から庶民に愛されていた味が1000年以上経った今でもその味を楽しむことができます。

ぜひ京都に訪れた際には今宮神社の参拝とあぶり餅を楽しんみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました