この記事で使用している写真は、2010年3月に作成した「初代外装セット」です。Z2仕様のゼファー400です。
フロントフェンダーはカワサキ純正品が装着されていますが、FRP部分(タンクカバー、サイドカバー、テールカウル)は現行品と同一形状です。取付けイメージとして参考になるかと思います。
この初代外装セットは、ライン部分も含め、すべて塗装で仕上げているため、発色鮮やかです。2セット目以降は、ラインをステッカーに変更して製作しています。
外装セットの取付けイメージ
ゼファー400をZ2仕様にするため、丸いタンクカバー、横長のサイドカバー、長めのテールカウルを組み合わせています。タイガーラインは、実際のZ2ラインとは異なりますが、雰囲気が出るように作っています。初代はラインが太めで、現行品はもう少しスリムなラインになっています。
実際に車両に取り付けた写真は、この2010年の「初代外装セット」しかありません。貴重な写真です。
外装セットの取付方法と注意事項
外装セットは、なるべく簡単に取り付けられるように型取りしていますが、実際のところ位置合わせや若干の加工は必要になります。
以下に、外装セットの取付方法と注意事項を記載しましたが、正直、「難易度は高め」です(特にテールカウル)。FRP製品の取付け・加工に慣れていない方や、説明を読んでも作業がいまひとつイメージできない方は、無理せずショップでの取付をご検討ください。
タンクカバー
純正のタンクキャップを外し、上からタンクカバーをかぶせて、タンクキャップを戻します。タンクとタンクカバーの間に、なるべく隙間ができないように作っていますが、FRPの厚みなどでボルトが届かない場合があります。無理やり締め付けると破損の原因となるため、若干長めのボルトを用意した方が良いかもしれません。
元のタンクになるべくキズがつかないように、裏側は特に念入りにバリトリしていますが、一応、装着前に確認をお勧めします。厚みのある両面テープ(スポンジタイプ)をはさんで取り付ける方もいるようです。
この初代外装セットのタンクカバーは、全体的に縮み気味の寸足らずで、上面(タンクキャップの前方)やサイドから元のタンクが見えてしまっていました。その後3~4回修正して、なるべく全体が隠れるように大型化しています。タンクカバー前側は、形状的にどうしても浮いてしまうので、見る角度によっては、元のタンクが見えてしまう場合があります。
このタンクカバーは、過去に2回、まるで形が合わないと問い合わせを受けたことがあります。ゼファー購入の時点で、純正ガソリンタンクと違うタンクが付いていることもあるようですので、注意してください。
サイドカバー
サイドカバーを取り付けるには、あらかじめ純正のサイドカバーとエアクリーナーカバー(三角形)を取り外しておく必要があります。その後、タイラップで位置合わせしてください。
テールカウル
テールカウルは一番取り付けが難しいです。純正のテールカウルのようにツメがないため、高さや位置を合わせるための台木が必要なこと、体重が直接かかると割れてしまうため、うまくかわして取り付けなければならないこと、フェンダーレスやZ2テールランプなど社外パーツとの組み合わせが多いことなど、いろいろと難しくなる要因があります。
見た目やバランス、荷重を考えて、慎重に位置合わせしてください。
モデルの写真も、体重がかからないように、だいぶズラして取り付けているのがわかります。
実際にバーンと座って、テールカウルを割ってしまった人もいます(過去2件)。強度を出すために、特に割れやすい部分については2層3層と貼りこんで作っていますが、ご注意願います。
オールハンドメイド
この「ゼファー400 Z2タイプ 社外外装セット」は、ガラスマットの切断から積層、製品の成型から仕上げの塗装まで、オールハンドメイドで製作してきました。
おかげさまで、販売数160セットに達しました。
現在FRP製品の作成は行っていないため、在庫のみでの出品です。どうぞよろしくお願いいたします。
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