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【THE SECOND~漫才トーナメント~】徹底解説|応募資格やルールを把握しましょう!

『「THE SECOND」徹底解説』のアイキャッチ画像

芸人さんのネタを観るのが日課のおはぎです!

今年も、結成16年以上の漫才師がしのぎを削る、「THE SECOND」の予選が始まっています。昨年から新たなお笑いの賞レースとして始まり、注目を集めています。

今年は5月に、グランプリファイナルが全国ネット・ゴールデンタイム生放送が決定しています。その前、THE SECONDの内容を把握しましょう!

本記事では、THE SECONDの応募資格やルール、初代王者のギャロップについて紹介します。

1.応募資格

  • プロのみ
  • 結成16年以上
  • 全国ネットの漫才賞レース番組で優勝していないこと
  • 競技は漫才のみ
  • 即席ユニットでの出場は不可
  • 前回大会のファイナリスト7組は「ノックアウトステージ32→16(←後ほど説明します)」へのシード権が与えらえれる

(出所)「THE SECOND~漫才トーナメント~-フジテレビ」https://www.fujitv.co.jp/the-second/

最大のポイントが結成16年目以上のコンビが出場できるという点ですね!

漫才最大の賞レースである「M-1」は結成15年目以下という制限があり、ほとんどの漫才師は結成16年目までに、M-1で優勝し、売れることを目指します。しかし、それを逃すと、そこまでインパクトのある賞レースがなく、売れる機会をつくることが難しくなってしまいます。

優勝してなくても、売れている芸人さんはいっぱいいますけどね~。反対に、すごくおもしろいのに、15年の内に大きな成果を出せず、くすぶっている芸人さんも多くいます。

そのような状況の中、この結成16年目以上のための賞レースは、いわゆるベテランも賞レースに出て、売れるチャンスをもらえるということです!

2.ルール

審査基準

・ネタ時間は、6分以内

・「ノックアウトステージ32→16」と「ノックアウトステージ16→8」は別のネタを披露しないといけない

トーナメント形式で対決を行い、最後に勝ち残った漫才師が優勝

大会の流れ

①選考会

東京・大阪の2会場で「THE SECOND選考会」を実施。

放送作家、ディレクターなど番組サイドが審査を行います。選考会ではエントリーした漫才コンビからノックアウトステージに進出する組が決定します。

第2回大会からは、前回大会でグランプルファイナルに進出したコンビにはシード権が与えられ、選考会を免除され、そのままノックアウトステージに進出できます。

選考会勝ち組とシード権保持者、計32組がノックアウトステージに進出します。

②ノックアウトステージ

ノックアウトステージでは、32組が4組ずつ8つのブロックに分けられます。各ブロックで1対1のトーナメント形式で対決し、勝ち残れば、次のグランプリファイナルに進出できます。

③グランプリファイナル

前述したように、グランプリファイナルは5月にテレビ放送される予定です。ここでもトーナメント形式の対決を行い、最終的に勝ち残ったコンビが栄えあるTHE SECOND王者となれます!

3.初代王者

THE SECONDの優勝を機に、テレビで見ることが多くなった、初代王者の「ギャロップ」について紹介します。

THE SECOND【公式】ザセカンド https://www.instagram.com/thesecond_cx/

2003年結成のギャロップは、芸歴5年目の2008年に「ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞、2009年に「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞を受賞するなど、若手としては上々の滑り出しでした。

しかし、2011年から2014年まで賞レース形式で放送されていた「THE MANZAI」で、一度も良い成果を出せず、また、2018年に「M-1グランプリ」決勝に出場するも、結果は8位(10位中)と爪痕を残すことができませんでした。そのまま、芸歴15年を超えてしまいます。

15年目を超え、売れるチャンスがないかのように思われた中、登場したのが「THE SECOND」です!

この大会での優勝を機に、テレビ出演数・劇場出番数の増加、他には新幹線が普通車からグリーン者にアップグレードするなど、ベテランながら売れっ子漫才師になったのです。

この大会は、まさに若手の時に結果を出せず、くすぶっているベテラン漫才師が這い上がる、下剋上賞レースです!

<公式HP>「THE SECOND~漫才トーナメント~-フジテレビ」

https://www.fujitv.co.jp/the-second/

「ギャロッププロフィール|吉本興業株式会社」https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=353

日経クロストレンド「しゃべくり漫才のギャロップ 『THE SECOND』優勝で注目度急上昇」https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00605/00045/