最近、日本で知り合った時の友人の友人がニューヨークに引っ越してきた。まだニューヨークに来て数か月で、久々に日本語でいろいろ話せる新しい友人ができて、カフェでいろいろとおしゃべり笑。実はニューヨークで、あまり知っている日本人はいない。ブログやポッドキャスト、ラジオなどもNYから、というのは少なくないので、たぶん普通にいるんだと思う。わざわざ努力してまで日本人の友人が欲しいとは思わないので努力することもなく、まぁいろんな友人がいる中で日本人の友人ができたらいいかなと思っていたくらいなので、今回どこからか現れてくれて個人的には嬉しいです。

 

あまり英語でアメリカ人と話すのに慣れていない人だと、日本語で話すために、わざわざ日本人の友人を探したりするのかもしれない。でも別に英語そんなに話せなくてもアメリカの人たちはフレンドリーだし、言語上の問題で友人の属性を限定するのはもったいない。僕もゲイだけど、だからといってゲイだけに友人を限定するのは悲しいし、僕の周りには年齢も性別も国籍もバラバラだし、それが心地よいように感じる。その中に、日本人が混ざっているくらいがちょうどいい。

 

アメリカも日本も、ゲイイベントとかで全員ゲイの人が半裸で集まって写真撮って楽しそうにしているところをインスタなどで見るけれど、僕はあまり参加したいと思わない。ゲイだけで集まると、それはそれでドラマティックなことが起きたりするなど、ゲイの面倒なところが出て来たりする。男性だけの集まり、女性だけの集まりとかも同じだと思う。特定の属性で集まった集団の中にいるとき、僕はあまり心地よいと思わないんだよね。

 

とはいえ、どうやってアジア料理用の食材を手に入れるかみたいな話を共有しあったりできるし、きっと日本が恋しくなった時にニューヨークの愚痴を言い合ったりなどできるのかもしれない。問題なのは、今のところあまり日本を恋しいと思ったことがないこと。食べ物が美味しいけど、別にニューヨークの食べ物も店を知っていれば美味しいし。家族や友人は会いたいと思うけど、家族にはよく電話するし、友人たちとも手紙で文通しているから心が寂しいとは感じない。日本の時みたいにアクセク働かなくていいし、夫と同性婚できないことで突然生き別れたりするリスクもなければ、満員電車や人の多さに圧倒されることもない。

 

むしろ、あまり日本社会に溶け込めなかった人間なので、もうあの社会と関わらなくて良いんだと思うと肩の荷が下りる。ニューヨークならゲイでも別にそのへんにいる人間として扱われるので、それが楽。東京にいた頃は、夫とレストランにデートに行くだけでジロジロみられるし、ダブルベッドで宿泊で受付にびっくりされた。職場で「あの女は使えない、結婚できない系の女だ」という男性マネージャーの陰口の暴言を聞いてドン引きすることもなければ、知り合いの男性だけの集まりにも女性だけの集まりにも呼ばれず僕だけよくわからない腫れもの扱いされるみたいなことも起きない。

 

海外に出てきた日本人にはそういうセクシャリティの問題に理解のある人が多いけど、日本にいた頃は男女二元論というナイフで刺され続けた。もうあれは二度と嫌なので、やっぱりニューヨーク、いやアメリカの都市が心地良いと思うんだよね。アメリカで一番ゲイ人口の多い都市で、僕みたいな人がどこにでもいるから。

 

 

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