超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・浦島草

2024-05-09 00:03:01 | 自作俳句
緩やかにかざす手のひら踊り子草
淑やかに道端に咲く姫女苑
草原の涙の様な花ぎぼし

雨上がり素知らぬ顔の紫蘭かな
その思い現の証拠となりて咲く
どの花が草の王かは吾知らず

町の奥花も豊かに富貴草
おおばこの花や親子も散歩かな
陽を浴びてかたばみの花涼やかに

捩花に螺旋階段思い出し
都草遠くの町の風運び
わが暮らし今は昔の浦島草

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歳時記俳句・五月雨 | トップ | 歳時記俳句・夏便り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿