はじめての方はこちらもどうぞ!

 

アメリカの学校の一年間の流れは、8-9月に始まり5月に終わるのが一般的です。ということで、私たちのジャパリカン・キッズは今まさに学年末!子どもたちの通っている学校は残すところあと1週間でいよいよ夏休みに突入です。

 

来週は学年度最後の一週間ということで、クラスパーティーやら表彰式、その他イベントが目白押し。我が子3人は同じ小学校に通っているため、私たちのカレンダーは学校行事の予定で余白がないほどぎっしり埋まっています。我が子も他の子たちもおそらく授業なんて上の空。頭の中はもうこの先二か月以上続く夏休みのことで頭がいっぱいでしょう。

 

末っ子の娘にとっては小学校での最初の一年が終わることになります。娘は日本でいう年長、こちらは年長から小学生に交じって学校に通い始めるのです。

 

そんな娘の担任の先生から先週、「クラスみんなで夏休みカウントダウンをしましょう」というお知らせが届きました。

 

 

最後の10日間、日替わりにクラスみんなでスペシャルなことをして、みんなで一緒に夏休みまでカウントダウンしていきましょう!とのこと。その内容が面白いのでここに簡単に翻訳して紹介したいと思います。

 

夏休みカウントダウン

 

5/13:

ヘンテコ靴下の日:silly socksとかcrazy socksって呼ばれますが、ド派手な色やありえない柄、左右が違うといった靴下のことで、あえてそれを履いて学校に行きます。ヘンテコならヘンテコなほど注目と称賛を受けます。

 

5/14:

チューインガムの日:チューインガムを食べながら勉強しましょう。年長クラスで授業中にチューインガムって。。。もう訳が分からない(苦笑)

 

5/15:

ぬいぐるみの日:おうちからお気に入りのぬいぐるみを持ってきてクラスに紹介してあげよう。ちなみにサッカー少年である2年生の長男もぬいぐるみの日があって、小学校2年生にもなって男子がぬいぐるみ持っていくって気恥ずかしくないのかな~と思いきや、前日からどれを持っていこうか周到にセレクションするほどの気合の入りぶり。まだまだかわいいですね。

 

5/16:

後ろ前の日:制服を後ろ前に着て登校しよう。もちろん強制参加じゃありません。でもうちの娘はポロシャツもスカートも後ろ前に着て登校していきました。靴下と靴が後ろ前にはけない!って文句言ってました (笑)

 

5/17:

シャボン玉の日:シャボン玉で遊ぼう。ぜったい誰かこぼしてるか口に入れているでしょう。

 

5/20:

帽子の日:好きな帽子をかぶって登校しよう。ここテキサスではカウボーイハットも登場します。

 

5/21:

映画の日:クラスみんなでポップコーンを食べながら教室で映画をみよう。映画鑑賞はともかくポップコーンとジュースつきって。。。

 

5/22:

ペロペロキャンディーの日:ペロペロキャンディー(こちらではロリーポップと呼ばれます)を食べながら作業しよう。校舎の中、教室の中、先生の目の前で、です(笑)

 

5/23:

休み時間延長の日:いつもより長めの休み時間をとって遊ぼう。といっても先生の監視下ですが。詳しくはこちらを読んでください!

 

5/24:

フリードレスの日:好きな服装で登校しよう(いつもは制服)。好きなスポーツジャージで登校する子もあれば気合を入れてドレスアップしてくる子も。

 

 

面白いですよね!!本当に学校?って驚くような奇抜なアイディアばっかり。しかもこの全てのイベントに担任の先生方はもちろん校長先生まで超ノリノリで参加するんです(笑)。クレイジーな靴下もはいてくるし、服も後ろ前に着てくるし、もちろん、ペロペロキャンディーもポップコーンも (笑)。

 

日本で生まれ育った私が思い出す学期末や学年末といえば、「蒸し暑い体育館にクラスごとに整列して校長先生の長い話を聞く」こと。かたや我が子を含めアメリカの子ども達はこういう経験を当たり前のように積み重ねて行って大きくなるんだな~と考えさせられました。

 

そういえば先週、「フィールドデイ」と呼ばれる日本でいう運動会のようなものもあって妻と一緒に観戦してきたのですが、一言でいえば「カオス」(笑)。入場行進や準備運動、校長先生のお話がないのはもちろん、もう勝ち負けとか競争とかそんなコンセプトさえも皆無で、みんな好き勝手に体を動かしているだけ。途中で凍らしたチューペットまで登場してました (笑)。(日本では生産中止になったと今知りました!)

 

 

幼稚園生くらいだとまだ一生懸命ルールを理解しよう、勝てるように頑張ろうという気持ちが見え隠れしましたが、小学校2年生(日本でいう3年生)の息子にいたってはもうクラス全体の男子がただわっしょわっしょいお祭り状態。先生も「こんなもんよ」と特に気にも留めず。ま~とにかくみんな楽しそうでした。

 

(どこからともなく始まった男子の「オーレーオレオレオレー」と誰よりも大きな声で歌う息子、めっちゃ楽しそう。。。)

 

それで思ったんです。こういうスペシャルなイベントにおいて「整列、静粛、真面目」が日本なら「お祭り、弾ける、楽しむ」がアメリカだな~と。アメリカ人ってとにかく楽しむことを重視して楽しむことが上手だなというのは約20年前に渡米してから常々感じます。この考えには日本人の妻も共感してくれます。

 

息子がサッカーを続ける中で、張り詰めるほどの緊張感が漂う場面がこれからいくらでも出てくるはずです。絶対に負けられない一戦、輝かなくてはいけない数分のチャンス、試合を決定づけるPKなどなど。そこで肩の力を抜いてそんな状況を逆に楽しめる力ってものすごく強いですよね。私はそういう場面で強い方ではなく、むしろガチガチに緊張してしまうタイプでした。自分が苦労したがゆえに、息子にはそういうのを上手くかわせるようになって欲しいなと願っているんですが、じゃあどうしたらいいかっていうのはいまいちわかりません。もちろん無駄なプレッシャーはかけないようにしているし、日頃からとにかく楽しく思いっきりプレーしようと声をかけてはいますが。今週末は1対1のトーナメントに出場予定。一生懸命、楽しくプレーできるでしょうか。

 

もしかしたらこういうアメリカの雰囲気の中で育つことで、そういう部分って自然に培われるのかな、そうだといいなと期待しています。もちろんその反面、「しめるところはしめる」というメリハリが、この地で育っていくがゆえの息子の課題になるかもしれません。

 

 

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ
にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログ ダラス情報へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 少年サッカーランキング
少年サッカーランキング アメリカ合衆国ランキング
アメリカ合衆国ランキング テキサス州ランキング
テキサス州ランキング