今回、カタール航空を初めて利用してみました。
カタール航空といえば、世界の航空会社ランキング的なもので1位を取ったり機内食が美味しいと言われていたり、何かと評判が良いですよね。
私自身も、なんかこう……アラビアンでエレガントな感じのCAさんがエレガントな制服でエレガントにサービス案内をしてくれそうなイメージがあって、ずっと利用してみたかったんです。
アライアンスはワンワールドなので、私が普段貯めているANAマイルとはちと相性が悪いのがネックでしたが、それよりも好奇心が勝ちました。
どうせ直行便はないですし、中東乗り継ぎがフライト時間や費用面で総合的にいい感じ。
★成田出発は深夜 → 5歳児は眠気との戦い!★
遅延や渋滞で飛行機に乗り損ねる事態を極度に恐れたため、居住地を前日に出発&前泊。
そのためドーハ行き当日は、成田空港に午後3時半ごろについてしまったのですが、フライトは午後9時55分。
余裕を持って移動できたのはいいものの……搭乗までの時間が長すぎました。
手続きカウンターもオープンしていないのでスーツケースも預けられないし、3時間ちょっとのために手荷物預り所やコインロッカーを使うのもな~と不精をします。
大人だけならカプセルホテル(9hours)で仮眠するんですけど、成田空港のカプセルホテルは5歳児は入室できないんです。
旅行前にひとっ風呂の「空の湯」コースも考えましたが、温泉に入ったら絶対その後子も私も眠くなる未来が待っています。
当たり前ですが、子が起きてるのに空港内のベンチで横にはなったり眠ったりはできません。
結局、カフェでだべる、ポケモンストア、展望デッキで5時間余りの暇を潰します。
ちょいダルです。
いざカウンターがオープンすると、かなりの行列!
ちなみにフライトは満席でした。
というか基本的に成田発ドーハ経由はいつもほぼ満員らしいですね。
オンラインチェックイン済みの列に並んでも、正確に時間を測ってはいませんが小一時間くらいはかかりました。
やっと手続きが済んで重たいスーツケースから解放された後は、いそいそとクレジットカード特典のプライオリティパスが使えるラウンジ「I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空-Kocco-」へ。
実は、この新しめのラウンジへ行ってみるのをふていぬは地味に楽しみにしていました。
出発前にラウンジでビールで軽く旅立ちに乾杯するって、「大人の旅行」的なお洒落さがあると思うんです!
6歳以下の同伴者は無料とのことでまじで助かります。
こちらのラウンジ、営業は午後九時まで!(ラウンジ到着時にすでに午後八時ごろでした)
なので約一時間のみの滞在しかできないとのことの確認が入室時にありました。
深夜便の人は利用しづらいかもしれませんね。
上記の理由から軽食もほとんどなく、食べ物は抹茶チョコ?(それもほどなく提供が終わりました)数粒と、子はカレー少し、枝豆少しをいただいたくらいです。
それでもフリードリンクのビールを一杯きゅっとやることができ、荷物からの解放感もあいまっていい感じにテンションが上がります。
「これから旅に出るんだな~」「遠いところに行くんだな~」と心が浮き立つあの感じです。
ところが、ここで思わぬ落とし穴が。
ラウンジのリラックス感を演出する暗めの照明&大きめのふかふかのソファが、幼児に効果を発揮しすぎたのです。
最初はおりこうさんでタブレットを観ていた子が、ややしばらくすると目がとろんとし始め徐々に体をソファに沈ませ始めるではありませんか。
確かに普段ならそろそろ寝る時間。
移動で疲れているし、刺激もいっぱいだったからわかるよ、わかるんだけど……!
「違う違う、寝るタイミングじゃないよ~」
と無理やり子を起こしますが若干遅かった。
すでに半分夢の中の子は、眠りを邪魔されたことにたいして不機嫌を露わに。
さらに強硬に目を閉じようと抵抗しそっぽを向いて、体をダンゴムシの様に丸め始めます。
このまま本格的に寝られてしまうとちょっとやそっとでは目を覚まさなくなり、搭乗に多大な支障をきたします(機内用の手荷物も重いし、子は17キロほど。とても抱っこでゲートまで連れていけません)。
これはもう子を無理やり歩かせるしか覚醒の方法はなく、ものの20分ほどでせっかくのラウンジを退出。
さらば私のおビール……。
結局、子は機内に登場するとほどなく爆睡、機内食もほぼ食べず眠り続けます。
……まあ寝ないよりは全然よし!
私はと言えば、眠りかけるたびに窓際に座っていたおっちゃんに何度も「トイレ」と起こされほとんど一睡もできず。
★カタール航空のエレガンスについて★
離陸後、畿内の空調が盛大に稼働しており、強めの冷風が直撃し結構寒かったのです。
後ろの席の方もそれが気になったのか、通風口? のあたりを何やらいじっていたみたいなんですけど……
なんとその枠ごとボロっと外れてものすごい勢いで風が噴出(排出?)。
ぼばばば~! とすごい音が。
機内の気圧とか大丈夫なの?
と恐怖を感じるレベルでしたが、対応に当たったCAさんはその部分をガムテープのようなもので何重か適当に塞いで騒動は終わりでした。
ちょっと笑いました。
他にも私の座席のUSBコンセントも壊れていたし、子の席の座席前タッチパネルも反応しません。あちこちからもそのような声が聞こえていました。
エコノミー席ということもあるのかもしれませんが、カタール航空の飛行機の中にはちょいボロいのもあるみたいです(カサブランカ行きの機体は新しくてキレイでした)。
しかしCAの皆さんとっても親切で、件の機内食はどれもとっても美味しかったです(例によって写真を撮り忘れる)!
特に子にはめちゃくちゃ優しくしてくださって、スナックボックスやおもちゃもいっぱいくださいました(↓写真)。
Avios貯めようかしら……。
★ハマド空港の良かった点★
往路は乗り換え時間に余裕があったので、カサブランカ行きの飛行機の搭乗を待つ間は悠々お買い物をしたりアイスなど食べたりして過ごしました。
まだ行きの行程だというのに色々とお買い物してしまった。
しかし原油国の物価の洗礼を受けると言いますか、写真↓にある小さいお菓子の缶3つ(緑の丸いやつ)と購入品を入れるトートを買っただけで7,000円overです。
海外の通貨って、お金を使っている感覚がないのでほいほい買い物しちゃうのですが危険。
本題の、「ハマド空港の良かったポイント」についてです。
まず、搭乗ゲート付近のキッズスペースが立派なのですが、特筆すべきはその配置です。
キッズスペースすぐ近くにカフェがあり、そこを囲むような配置でテーブルや椅子がセットされているんです。
そう、子が遊んでいる様子を見ながら飲食でき、かつ子は脱走しにくい仕様です。
商業施設によくある「フロアの端っこにぽつん、親はただ見守るだけでかなりヒマ」な感じじゃないんです。
いやー、ハマド空港さんわかってらっしゃる(偉そう)。
カタール航空ホームの空港だけあって乗り継ぎはすいすいでしたね。
そんなこんなで無事に成田空港→ドーハ・ハマド空港→モロッコ・カサブランカ空港へと移動が完了。
次回以降、モロッコ国内での様子を記事に続きます。
お読みくださり有難うございました!