生きづらさカウンセラーの原 つよしです。
うつ状態、うつ病になる人は、「精神的に弱いからだ」と考える人もいます。
実は、私自身も以前は、そういう考え方をしていました。
営業職だったため、落ち込んだりすることもあります。しかし、落ち込んで入られないと常に自分を奮い立たせようと自己啓発系のセミナーを受講し、「ポジティブ思考」「前向き」という考え方、生き方をしていました。
お恥ずかしいですが、その当時は「うつになる人間は弱いからだ」という考え方でした。
しかし、私は離婚を経験し、離婚後はかなり落ち込み、人と会うことすらできなくなり、うつ状態になりました。
（詳細はこちらのブログ離婚うつからの立ち直り）
今までの自分の生き方の軸であった「ポジティブ思考」で乗乗り切ろうとしましたが、前向きにポジティブに考えようとすればするほど苦しくなりました。
さらに、うつ状態になった自分が情けなくなり、自分を責めました。前向きとかポジティブとかが全く通用しないどころか、逆効果でした。
そのような自分の経験、そして心理学や精神疾患・障害について学び、私の価値観や考え方の幅が広がりました。
さらに、悩んでいる方の様々な声を聴いてきた経験をしてきたからこそ、うつになった人の気持ちの理解ができるようになりました。
ひとりひとり、うつになった原因や事情や環境、そしてその人の想いや苦しみ、辛さは違いますが、共通することは「決して精神的に弱いということはない」ということです。
だから、自分を責めたりしないでほしいと思います。
