オフショア投資は海外にあるIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接連絡して、直接契約するのが大鉄則で原理原則。
契約途中で正規代理店を移管(変更)する事もできるが、移管でも同じようにIFA=正規代理店に直接連絡して直接お世話になる事が重要なポイントとなってくる。
オフショア投資を満期までしっかりと契約を継続したければ、サポート力のあるIFA(正規代理店)と直接契約すべき!
2010年頃に日本ではちょっとしたオフショア投資ブームがあったが、あれから15年ほどの月日が経った。
当時はFriends Provident International(フレンズプロビデント社)が提供するSavings Plan(セービングスプラン)と呼ばれるオフショア積立投資商品を契約する人が多かった。
10~15年などの期間で契約していたり、2010年以前から契約している人もいて、徐々に満期を迎える人が出てきている。
ところが、満期が近くなり、これからどうしようかと思った時に紹介者や仲介会社と連絡が取れなくなったと困惑してしまうケースも少なくない。
オフショア投資はIFAと呼ばれる正規代理店と直接契約する事がポイントになるのだが、直接契約せずに間に紹介者などを挟んで契約してしまう人もいるようで、そのような契約方法だと紹介者や仲介会社がどこかへ行って(逃げて)しまう事があるのだ。
オフショア投資の契約はサポート力がある正規代理店で直接契約する事が鉄則であると何度もこのブログで書いているのは、こうした背景があるからだ。
紹介者や仲介会社と連絡が取れなくなればIFAを移管(変更)しなくてはならないが、新しくお世話になるIFAに移管する時も同じ様にサポート力があるIFAに直接連絡しないと同じような結果になるので要注意!
フレンズプロビデントは2012年の夏に新規受け入れを停止したが、その後に日本人の契約者が増えていったRL360°(アールエルスリーシックスティ、旧名ロイヤルロンドン)やInvestors Trust Assurance SPC(インベスターズトラスト)でも同様に、新規契約でも移管でもサポート力のあるIFAと直接契約しなくてはならない。
移管は今契約しているIFAに連絡する必要は無く、これからお世話になりたいIFAに直接連絡をして手続きをお願いすれば良いのだが、IFAには受け入れ条件がある。
IFAもビジネスなので仕方ない。
特に移管となると、これまでの経緯などもチェックされる事だろう。
IFAサイドとしても、何度も移管を繰り返していると金融リテラシーが低いと判断して受け入れたくはないはずだ。
契約を継続して満期までしっかりと積み立てることが、こうした商品のメリットを最大限に享受するポイントであるが、移管ではなく途中で解約を考える人もいるかもしれない。
もしくは、満期を迎えて、さぁ出金!と思った時に紹介者と連絡が取れなくなって右往左往する人もいたりする。
契約を継続するのであればIFAが移管を受け入れてくれるところがあったりするが、解約・出金のみとなるとIFAでは対応不可となるので、そうなるとこうしたサポート業務の経験や実績がある有料のサポート会社にお願いするしかないだろう。
こうした事から、満期時や一部出金したい時に困らないように、オフショア投資はサポート力のあるIFAで契約しておく事が重要なのである。
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オフショア投資における紹介者や仲介会社って何者?不要な存在です!
フレンズプロビデントにしてもRL360やインベスターズトラストにしても、こうした海外オフショア籍の保険会社は直接クライアントを受け入れてはいない。
IFA=正規代理店が契約やサポートの窓口になっているのだ。
そして、オフショア籍の保険会社であれば、海外故に日本国内にIFA=正規代理店は存在しない。
なので、契約に興味があれば海外にあるIFAに直接連絡する事がスタートになるのだが、そうした原理原則を守らないように仕向けている人や会社があるのだ。
海外オフショア籍の保険会社のIFA=正規代理店は海外にしかないのだが、そうした状況を悪用にして、IFAとクライアントの間に入ってビジネスを仕掛ける人や会社があったりする。
例えば、英語のやり取りになるので、間に入って商品説明やサポートをしますと言ってくるのだ。
こうした立場の人たちが紹介者や仲介会社と呼ばれている。
だが、紹介者や仲介会社の立場の人が商品知識があるかと言えば、浅く狭い知識しかない。
英語もまともにできない人が適当なマニュアル片手にビジネスをしているように感じる。
商品知識が狭いのでまともにサポートなどできない。
そして、責任感も無いのでどこかのタイミングで連絡が取れなくなり、投資難民のようになってしまうのだ。
そんな事しかできない紹介者や仲介会社が必要だと思うだろうか?
もちろん不要である。
紹介者や仲介会社には近付くべきではないし、もちろん、個人情報を直接契約に関与しない人に提供すべきでもない。
こうした問題が起こるのは紹介者や仲介会社だけに問題が起因するのではなく、IFAにも大きな問題がある。
契約やサポートはIFAの責務であるのに、そうした責務を放棄して紹介者や仲介会社に業務を丸投げしているのだ。
ネットワークビジネスやマルチレベルマーケティング、ねずみ講のような体制にしているIFAも少なくない。
IFAとしてはコストパフォーマンスよく集客ができて、利益が上がるのかもしれないが、同時に商品理解に乏しくサポートが満足に受けられないクライアントが増えていく。
これでは日本の金融リテラシーは向上しない。
こうした体制にしているのは日本市場くらいらしい。
2012年にフレンズプロビデントが日本市場から撤退したが、その理由もネットワークビジネス・マルチレベルマーケティング、ねずみ講のような体制にしているIFAが多い結果、商品概要を正しく理解できずに途中解約するクライアントが多いからだと言われている。
確かに、保険会社からすれば面倒な市場となってしまっている事だろう。
そもそも、日本市場は大きい訳でもないのに、きちんとビジネスをしてくれないなら、撤退と言う判断をされてもおかしくはない。
撤退をしても既存契約者の証券は守られるのだが、形式的に守られるだけでなく、実質的に資産価値がある証券として守りたければ、コンプライアンス重視でビジネスをしているIFA=正規代理店を選ぶ事が重要だ。
新規契約時にコンプライアンス重視のIFAを選べればベストだが、なるべく早い段階で問題点に気付き、移管すべきと言える。
コンプライアンス重視のIFA=正規代理店とはどのようなIFAだろうか?
ここまで説明してきたIFAの責務を全うするIFAである。
そして、海外のIFAと言えど、日本人スタッフがいるIFAも存在する。
そうしたIFAであれば、日本語でやり取りできるのでストレスなく会話できる。
日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAであれば安心できるはずだ。
そして、契約からアフターサポートまでを責任持って自社で対応してくれるIFAを選択しなくてはならない。
紹介者や仲介会社に頼らず、自社で直接クライアントと向き合ってくれるIFAでなければならない。
そうすれば、商品概要も直接聞く事ができるので間違いが減り、サポートも直接受けられるので契約後もスムーズに対応してもらえる。
長々と書いてきたが、ここで書いてきた事はとても基本的な事だと思わないだろうか?
海外と聞くと難しく考えてしまうが、基本的にはとてもシンプル!
無駄に間に人を挟む事なく、IFAと直接繋がるようにしてもらえれば満期まで契約を継続できるようになり、資産価値向上が望め、オフショア投資での勝ち組となっていける事だろう。
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