年内35冊目/週内4冊目
☆4.1
<本書で得た気付き>
「愛」とはかくも複雑で激しいものである
本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作です。
同じ斜線堂有紀先生の「愛じゃないならこれは何」を読書メーターで見つけて読み、その関連作として本作があることを知ったので、こちらも合わせて読んでみました。
ここ最近、毎日のようにアイドルの問題が報道されていますが、やはり大変なのでしょうねぇ。本作でも恋愛に悩むアイドルとその周囲の人間の激しい葛藤や悩み、苦しみが表現されていました。
「アイドル」という要素が間に入ってしまうからこそ、単純に声を掛けて付き合えばいいじゃないかという話にはならないところが大変ですね。
その枠に縛られてしまい、日々悩みあぐねながらもショービズの世界にいなければならない彼女らに、心からエールを送りたいです。
4編の短編からなる作品集でしたが、どの短編もスラスラと読める割には非常に濃度のある作品群で、さすが大賞を受賞するだけのことはありますね。
いい読書体験でした。
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