プラントの色んな機器やタンク、ダクトの内部で作業する場合、それらに設けられたマンホールから出入りするのですが、そのマンホールで難儀することがありました。

ちなみにマンホールは図面上には大体「M/H」とか「M.H.」とかそんな感じで書かれています。

 

・出入りしやすいマンホール

地上やステージからそのまま入ることが出来る位置にある大きな長方形のマンホール。

個人的にはこれが一番良かったですね。

 

・小さいマンホール

お腹が出ている人、肩幅が広い人は詰まって入れないような小さなものがあります。

恐らく某ゴミ処理場のボイラーのドラムのマンホールが私が経験した中では一番小さかったのではないかと思います。

入る時はマンホール入口に掴まって腕の力で体を浮かせて両足を入れて、その後バンザイした状態で入る感じでした。

出る時はとりあえず腕を先に出して匍匐前進のように出る感じでしたね。

 

・下から入るパターン

モノの下にマンホールがあるパターンも出入りしづらかったですね。

例えば球形タンク(丸いタンク)みたいにモノ自体を浮かせて設置してある場合、上や下にマンホールがあったりします。

ちょうどいい高さの踏み台を設置してくれている場合は良いのですが、そうでない場合は上半身をとりあえず入れてジャンプしつつ腕の力で中に入らなければなりませんでした。

出る時も踏み台に着地するまで腕の力を使って体を支えなければなりませんでした。

 

・入る時に足が着かない、出る時に這い上がるパターン

径が大きい横置きのモノとかは縄梯子を設置してくれるのですが、中途半端に大きいモノの場合は設置してくれなかったりします。

すると、入口に掴まって足から入ったものの足が着かなくてぶら下がる形になって最後は手を離してドンっと着地みたいな感じになり、出る時もジャンプしてあとは腕の力で出るみたいな感じになるわけです。

そういえば水力発電所にはケーシングというものがあるのですが、それも微妙に足が着かず、しかも中が滑るので滑り台みたいにして入っていた思い出があります。