開業当初の業務分野の決め方ですが、やりたい分野だから、初心者でもできそうな分野だから、メジャーな分野だから、という理由で決めることが多いと思います。
よって、開業後は試行錯誤を繰り返しながら市場の実態を把握していくことになります。
そして「試行錯誤しながら良い方向に軌道修正ができるか」「軌道修正できずに負のスパイラルに陥るか」で数年後に差がつくことになると思います。
私の場合は国際業務などいくつかの業務以外はすべて取り扱うこととしてwordpressのブログで色々な業務分野の記事を毎日書き続けました。
その結果、当初は受任するとは思っていなかった分野の依頼があり、それが事務所のメインの分野になっていきました。『得意分野はお客様が決める』ということを聞くことがありますが正にその通りになりました。
開業当初に行政書士業界の市場分析をきちんとできる方は少ないのではと思います。その場合は私のように守備範囲を絞り込まずに出来るだけ間口を広くしておき成り行きに身を任せると自然とメインの分野が育ってきますよ。