
個人年金保険は、老後の資産形成に役立つ私的年金制度です。
公的年金だけでは不安を感じる場合、個人年金保険を検討することで、計画的に資金を準備できます。
個人年金保険について詳しく説明します。
メリット
1.貯蓄が苦手でも計画的に資金を準備できる
個人年金保険は、一定期間または亡くなるまで年金を受け取れる仕組みです。老後の生活資金を計画的に準備できます。
2.個人年金保険料控除が受けられる
年間掛金が一定額を超える場合、所得税や住民税から控除を受けられます。3.健康状態に不安がある人でも加入しやすい
個人年金保険は、健康状態によらず加入できる場合があります。デメリット
1.解約すると元本割れになる
途中で個人年金保険を解約すると、払込保険料総額を下回る可能性があります。2.インフレリスクがある
個人年金保険は、インフレに弱く、資産が大きく増えにくい特徴があります。控除を受ける場合の注意点
個人年金保険料控除を受けたい場合、次の点に注意してください。1.控除額の上限
所得税:年8万円超の掛金で4万円控除住民税:年5.6万円超の掛金で2.8万円控除
2.個人年金保険料税制適格特約
・受取人が契約者または配偶者・受取人が被保険者と同一
・保険料払込期間が10年以上
・受取開始が60歳以降かつ10年以上
実際の効果について
上記の注意点を踏まえ、可能な限り少ない掛金で契約した場合、個人年金保険は次の通りとなります。JA共済のライフロードの場合
払込期間:25~60歳(35年)共済掛金:月7,000円(合計294万円)
受取期間:60~70歳(10年)
受取金額:年30万6,477円(合計306万4,770円)
控除合計:238万円
利益は12万4,770円ですが、節税効果は238万円もあります。
掛金が月7,000円と少額なので新社会人にオススメです。
所得税は新卒2年目の6月からの為、保険はゆっくり選んで問題ありません。