新年初のアンサンブルはベートーヴェン弦楽四重奏曲の2番です!
昨日、東京方面のアンサンブルで弾いてきましたよ〜♪
この曲、以前も弾いた事あるんですが、その時もセカンド。最初楽譜を見て「アレ、これってどんな曲だっけ」とハテナマークが飛び交いましたが、少し譜読みしてたら記憶が蘇ってきました。
全体的にファーストが派手に忙しく、昔も今も、あー、セカンドで良かった と(笑)
実はこの曲1番と3番よりも後に作られたそう。そのせいかどうかわかりませんが以前も思ったのですが円熟みを増してるような…
私は1番より2番が断然好きです。
なんといってもこの若々しい感じ!これぞベートーヴェン!
派手で親しみやすいと言うこともあるけど、4楽章とかラズモフスキーを思わせる感じでイキイキしててかっこよくて良いです。なんてね、ラズモも1番しか弾いた事ないんだけど(笑)
さて、とりあえず第1楽章の譜読みをしていきましょう。
挨拶のメロディー
このト長調の弦楽四重奏曲は、「挨拶」というあだ名で呼ばれることがあるそうです(BY ウィキペディア)
出だしのメロディーが挨拶っぽいということですが…。
この第1主題ですね。
うーん。ちとこじつけっぽいかな(笑)
挨拶っぽいかどうかはともかく、この出だしからテンポが取りにくい曲ではありますね。ゆっくりすぎると違う感じがするし、早いところの細かい32分音符弾けないし。
メロディーは1stが弾くからいいじゃん〜なんてノンキに構えていると、展開部で2ndも同じメロディー何度も出てきます(油断大敵)
この辺はセカンド的に大変面白いところです。かけあいあり、1stの音型を導くような八分音符の進行あり。
後半(繰り返し記号の後)
繰り返し記号の後。ここからも交互に経過部の動機を出しつつ面白く展開していきます。
ここからは4パート交互に第1主題の動機を展開していきます。チェロが大変そう。(バイオリンと同じ細かい音ですからね〜。)
第1主題が戻ってきて、1stと2ndで交互に弾く再現部。
楽しいところなんだけど、ここの2nd、大変ポジション的に弾きにくいです。モタモタしないように弾かないといけませんね〜。
トレーナーの方には「全部の音符を弾こうとせず、流れとテンポ感を大切に」と言われましたが、これがまた難しいw そもそもちゃんと弾けない人が端折って弾くのって、もっと難しかったりしますw
掛け合いや1stの派手な動きありで楽しく展開し、コーダ。最後はピチカートであっさり終わる、ある意味ベートヴェンらしからぬ終わり方ですw
この曲は2,3,4楽章も素敵なので、またぜひ書きたいと思います!