前回に引き続いて、今回は「多様な食品をバランス良く食べることについて」で書いた「日常的に食べている多様で健康的な食品等」のうち、炭酸水の作用(機能、働き) とそれを摂取している理由・効果について書きます。
また、食品ではありませんが食生活の結果と関係があるワセリンの使用について触れておきます。
炭酸水
炭酸水の概要
炭酸水は、二酸化炭素(炭酸ガス、CO2)が水に溶けたものであり、その一部が炭酸(H2CO3)となり、水素イオン(H+)と重炭酸イオン(HCO3–)や炭酸イオン(CO32–)に分離して水を弱酸性に傾けます。
炭酸水は、かつてはクエン酸を含む柑橘類の搾り汁に、その後、工業生産されたクエン酸に重曹(NaHCO3)を加えて炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させて生産されていました。この方法によって製造された炭酸水には、重曹の主成分の一つである多量のナトリウム(Na)が残っていました。
重曹は重炭酸曹達の略であり、曹達(ソーダ)は本来は重曹や塩(塩化ナトリウム、NaCl)を構成するナトリウム(Na)を意味する英語のsoda(ソーダ)」の当て字です。
そして、この製法で炭酸水を製造していた頃は、重炭酸曹達を主原料の一つとして使用していたため、炭酸水を曹達水(ソーダスイ)呼んでいたようです。
現在の炭酸水は水に高圧の炭酸ガス(二酸化炭素)を溶け込ませて生産されていますので、ナトリウム(Na)は含まれていませんが、昔の名残で、ソーダ(ナトリウム)水と呼ばれ、更にはソーダ(ナトリウム)が炭酸ガス(二酸化炭素)の意味のようにもなっています。
因みに、米国でも本来ナトリウム(Na)の意味であったsoda(ソーダ)が炭酸水の意味を持つようになっているようです。
炭酸水は炭酸だけを含むものと、甘味料や果汁等を加えたものがありますが、今回は、私が飲用している前者についてだけ書きます。
炭酸水を飲用した場合における人体への影響は、人体が吸収した炭酸等の化学的影響と、胃の中で炭酸が発泡して生じる二酸化炭素が胃を膨張させる物理的影響がありますが、今回は前者についてのみ書きます。
二酸化炭素が人体に及ぼす影響
人間を含む好気性生物は、呼吸(体内の有機物を酸素で代謝すること)によってエネルギーを得るとともに二酸化炭素を産生します。
人間を含む肺を有する動物は、産生した二酸化炭素を血液で肺に運び空気中に排出しますが、空気中の二酸化炭素濃度が高まるとこの放出が出来なくなり、体内に炭酸が蓄積して体液が酸性化(アシドーシス)して、倦怠感、頭痛、吐き気や嘔吐、呼吸困難、意識障害、昏睡状態を引き起こして最悪、死に至ります。
一酸化炭素(CO)の毒性は、暖房器具や調理器具等の不完全燃焼による中毒事故によってよく知られていますが、二酸化炭素も前述したとおりの毒性を有し、二酸化炭素を消化剤として利用している消火器や消化設備の誤操作等によって放出されたり、ドライアイスから発生した二酸化炭素を吸い込んだことによる死亡事故が発生しています。
また、こうした事故に至らないまでも、室内の二酸化炭素濃度が高くなると、前述したとおり人体に様々な悪影響を及ぼすことから、厚生労働省が定めている建築物環境衛生管理基準では、空気環境の基準として二酸化炭素の含有率を定めています。
炭酸水が人体に及ぼす影響
前項で書きましたとおり、体内の炭酸量が増えると様々な悪影響が出るため、人体は炭酸濃度が高まると、呼吸量や血流量を増加させて二酸化炭素の排出量を増やします。
ネット上には、炭酸水の飲用による様々な健康効果が喧伝されています。それらのうち、呼吸量や血流量の増加によるものは一定の信頼性があると考えていますが、呼吸量や血流量の増加とは直接の関連がない効果の多くはエビデンスが無いものが多いように感じています。
炭酸水を摂取している理由と効果
私が炭酸水を飲んでいるのは、二度目の人生における本気の生活習慣の改善 8~7時間睡眠するための工夫と努力の中途覚醒を防ぐ工夫と努力についてで書きましたとおり、入浴に際して「温めのお湯で、長めの時間、炭酸水を飲みながら、半身浴して深部体温を効果的に上げる」ためです。
そして、炭酸水を飲まない時に比べて飲んだ時は明らかに発汗量が多く、湯上がり後の湯冷めもしにくいことからこの面での効果はあるものと考えています。
ワセリンを使用している理由と効果
ワセリンは食品ではありませんが、私が実践している食生活の結果と大きなな関係がありますので触れておきます。
二度目の人生における本気の生活習慣の改善 10~8年近くの「本気の生活習慣改善の成果」等についての逆流性食道炎と健康診断結果の改善等の概要で書きましたとおり、健康状態が最悪時の体重は65.6kgありましたが、現在は、前世(一度目の人生)における20代頃と同程度の50kg前後(-16kg前後)まで減量することが出来ました。
それはそれで良いのですが、減量によって体脂肪が激減した悪影響なのか、顔や手足の皮膚が乾燥しやすくなりました。
乾燥対策として、様々な市販の保湿剤を試してみましたが、何も効果が直ぐに無くなり、また、それらの化学成分による悪影響も気になっていました。
最終的に、無添加の白色ワセリンが、保湿性、持続性、添加物の有無等、全ての面で私に合っているので使用しています。
「常食している健康的な食品の栄養素と機能性成分」 について
十種穀物ごはんというパックご飯に含まれている10種類の穀物から書き始めた「常食している健康的な食品の栄養素と機能性成分」 については、今回で一先ず終わりますが、今後、ある程度、食べる食品が変わった時に追記します。
次回からの3回で再誕後の二度目の人生における8歳(前世/一度目の人生からの通算で68歳)の健康診断の結果について書き、その次からは今までと反対で逆引き的に、生命と健康に必要とするエネルギー・栄養素と摂取量や主な摂取源(食品)といったような内容を書いていきます。
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