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中国で増える「学校に行きたくない」— 子供の心のケアと親の役割

中国では、「子供が学校に行きたくない」と訴えるケースが増えており、この問題に対する理解と対応が注目されています。

上海市精神衛生センターの専門家、張医師は多くの学校に行きたくない子供の診察をしています。張医師は「子供が『学校に行きたくない』と感じる時、それはしばしば助けを必要としているサインです。家族がすぐに怒ったり、批判したりすることは、逆効果になることもあります」と指摘しています。

例えば、12歳の劉さん(小学生)は母親に強制的に診察を受けさせられました。子供に聞いたら、「学校に行きたくない」と言ったのは母親から励まして欲しいという気持ちで言っただけでした。

お母さんがその気持ちを受け取ってあげられなくて子供が病気だと思い込み、病院に連れて来たのです。

もちろん、学校に行きたくない一部の子供たちは心理的な問題も絡んでおり、子供が精神的な障害や発達障害に悩んでいる場合もあります。

例えば、中学二年生の秋さん(仮名)は、自尊心の低下や友人関係の問題に悩んでおり、ストレスが大きくなった結果、学校を避けたくなりました。

こうした場合、家族や社会が理解し、サポートすることが重要で、適切な治療やサポートがあれば、状況は改善できる可能性があると張医師は強調しています。

では、親としてはどう対応すべきでしょうか。張医師は、子供が学校に行きたくないと言った際には、感情的に反応せず、まずは子供の話を聞き、その背後にある原因を理解することが重要だと述べています。

また、家族が温かく、支え合う環境を作ることも、子供の精神的な成長にとって大切な要素です。

この記事を通じて、子供が学校に行きたくないという気持ちに対する親の反応が、子供の心理状態や成長に大きな影響を与えることが分かります。過度に緊張したり、無視したりするのどちらも子供に悪い影響を与えてしまいます。

親が子供の気持ちをまず受け取り、背後にある事情をよく聞いて、子供の気持ちを理解し、サポートすることで、子供は学校生活に順応しやすくなると言えるでしょう。

参考:孩子“不想上学”,你如何应对?别误读了他的真实想法|新民·第医线

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