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無錫市の駐車場で71回も料金逃れ、その手口とは?

2023年11月から2024年1月にかけて、中国の江蘇省無錫市のある駐車場で、男性が駐車料金を不正に回避していたという事件が発覚しました。

男性は駐車場のシステムにバグがあることに気づき、その方法を使って何度も料金を逃れていました。彼は合計71回も駐車料金を払わずに済ませ、約2500元(約5万2500円、1元=21円)分を不正に回避したのです。

男性が使っていた方法は、車を駐車場に入れてからすぐにバックして出口に向かい、出口が開くと再び駐車場内に戻るというものでした。

これによりシステムは駐車時間を短時間だと認識し、実際には駐車場を出ていないのに料金がかからなくなっていたのです。駐車場側のシステムに不具合があり、この隙を男性が利用したというわけです。

結果として、男性は駐車場を利用したのに、システム上では短時間の駐車として処理され、料金が発生しませんでした。この不正行為が明らかになったのは、駐車場の管理者が男性の行動に気づき、警察に通報したことがきっかけです。

警察に呼ばれた男性は、自分の行動を認め、全額を賠償することになりました。最終的に、男性は軽微な犯罪として起訴されることはなかったものの、行政罰として罰金が科されました。

男性の行為は盗難罪にあたると認定されましたが、賠償を済ませたことを考慮し起訴されませんでした。

駐車場側は今後同じような手法が使われないようにシステムを改修し、監視体制を強化することを決めました。

システムの不具合を利用して不正行為に走るのは罪に当たる可能性が高いので、この事件は多くの人に警鐘を鳴らすことになりました。

参考:利用停车系统漏洞两个月逃费71次,男子险因“盗窃罪”被起诉

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