Bloggerから引っ越してきたこちらのはてなブログですが、さらにアメブロに引っ越すことにしました!(本文中に結構な量の広告が差し込まれることが分かったため)
引っ越しを依頼しているところですが、新ブログはこちらになります。
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なんとなく見た人気者が出ている日本映画で、ん?と気になった場面。
イベント時支給されたお弁当、同じ空間で各自箱から取って食べるという設定で「アルバイト用」「来賓用」と隣り合わせで分けて置かれ、来賓用は紙がかけられた明らかに高そうなステーキ弁当、アルバイト用は手に取っただけで汁がこぼれてしまうような多分安いお弁当。それが当然の日常のように描かれ流れていく様に、かなりの違和感を持ったけれど、現実はこういう感じなのか?と驚いた。
来賓とバイトが一緒になるわけないじゃん、ということなのかもしれないが、それはなぜ? 来賓はお客様でバイトは雇われの身だから違うというのであれば、食べる場所も別に用意したほうがいいんじゃなーい?
親と子世代で量が違う、嗜好によって選べるなどならともかく、立場が違うから種類(予算)が違うってすごくおかしい。私がこの空間にいたら来賓、バイトどちらの立場だったとしても、この弁当の考え方には嫌気がさす。というかそのイベント自体に疑問を持つ。
こういうちょっとした違和感はどんどん大きくなる。弁当のくだりは、バイトなのに来賓用の弁当を食べたのだからちょっと協力してなどと話の流れに利用されていたが(絶望)案の定、話はご都合主義にすすみ、最後まで共感できるところはなかった。
ほかにこんな設定もあった。離婚した両親が再婚して、その年頃の連れ子がそれぞれに男と女ゆえ、もめるというもの。
少女漫画ではちらほらみてきた設定だけれど、年頃の子供をもつ親が、そういう状況下で再婚するだろうか・・・。親としてまともな感覚を持っているならそれはないと思う。だから物語のためにあり得ない状況を作っているのだなあと。しかもその映画では母親が、義理の息子と自分の娘が一緒にいることに神経質になっていた。いやいや、あなたにそういう気持ちがあったら再婚してないでしょう?と、これまたご都合主義な展開に驚いた。
もう一つ、ピアニストの女性がコンサート直前に恋人を亡くし、ピアノが弾けなくなってしまったという設定。きっと繊細ゆえにそうなってしまい深く傷ついているはずなのに、なぜか強気な仏頂面で人にも手厳しい(平気で無視さえしていた)。心も亡くしているとしたらもっと表情や言動に覇気がなくなっていないとおかしいし、傷ついている女性にはとても見えなかった・・・。
こないだ書いたドラマ「アンサンブル」もすごい。
5歳の頃母親に捨てられたというトラウマにより、いまも不安になってしまうという男性。その5歳から実母の代わりにずっと愛情を注いで立派な弁護士になるまでそだててくれた義理の両親のことはどう思っているのだろう? そこで5年どころでない子供から大人になるまでのながーい時間、かけてもらった愛情(川の字でみんなで寝るくらいの)を信じられずに、出会って数ヶ月?の同僚に愛を求めても・・・それじゃ不安は募る一方どころか、いろいろダメじゃないだろうか?
とこんな調子で、劇的な展開は現実にもあり得るしそこは否定しないけれど、あまりに浅瀬をなぞれてもいない頓珍漢な描き方や、設定のための悲劇としか思えない展開に、どういうつもりで物作りをしているのだろう?と疑問は深まるばかりだったけれど、はたと思い当たった!
人のために人を描きたい、じゃなくて、とにかく金になればいい!が先にたっているのだなと。
とりあえず人気者が出ればファンは映画を見に来るし、その人気者さえ綺麗にかっこよく映しておけばいいだろうって思ってるんだろうなと。
テレビもそう。とりあえず見てもらえれば広告料が入るから、まあ流れさえすればよい。だからなんとなーく劇的な展開にして興味を引いておけばいいと思っているのだろうなと。
もちろん違う作品もある。(「ホットスポット」などは最高に面白い!)
でもなんだかもう現在作られているもののほとんどが、人間よりも金が先立っているように見えて仕方がない。それだけ見る人を馬鹿だと思っているのか、馬鹿であってほしい願望なのか意図はわからないけれど、あまりにひどいなあとがっくりきている。
そんななか、これぞ映画だ!と思える邦画もあった!
好みではない。細かいことを言い出したらいろいろある。だけど、ちゃんと人が描かれていて、久々に、ああ映画っていいなあ~と安心できた。
ほんとはたくさんいるであろう心ある人が、もっと作品作りに携わってくれたら!と切に願う。
AIが作ってくれたタイトル👇いっそAI100%ドラマを見てみたい
#映画の違和感:高そうなステーキ弁当 vs 汁こぼれる手軽なお弁当 #驚き
#人間よりも金が先立つ映画界:ありえない共演シチュエーション #馬鹿げてる