Foodie Blues:減酒逃避行

寿司、とんかつ、鰻、ラーメン、蕎麦、うどん、カレー、焼き鳥等々。飲酒量を減らすために廻った名店の情報を、与太話とともにお届けします。X(旧Twitter)は日々のメシ、というかランチのそば・ラーメンの写真多め。

新潟「名物 万代そば」バスセンターのカレーは、いまでもちゃんと黄色いか?

名物 万代そばの店舗情報

減酒逃避行 番外編 「名物 万代そば @新潟(バスセンター)」

訪問日:2025年1月3日(金)
Tips01:支払いは現金オンリー。交通機関の施設内にあるんだから、交通系ICくらいは対応せえよ
Tips02:当然のごとく禁煙です
Tips03:看板に店名が見当たらない
Tips04:AM11:00くらいまでは並ばずに食べられます(正月だったからかも?)
Tips05:営業時間は8:00~19:00
Tips06:カレーはけっこうボリュームあるので、トッピングするをプラスする際はご注意を

B級グルメの代表格。やる気は感じられないが、ウマい

いつまでも一緒だよ。コレだけは一生続ける。ズッ友だよ!
本当にそんなコトがありえるだろうか? 東西ドイツが統合され、ソビエト連邦が崩壊し、いわもとQがツブれ、日高屋の中華そばは420円になった。
こんな激動の時代に、変わらずに保たれるモノなんて存在しうるのだろうか?
べつに変化するコトを否定するワケではないのですが、変わらずに在るコトが美徳であるという側面もあり、ソレが文化・伝統の分野では特に顕著であると。
まあ、懐かしのあの味! なんて言っても、ドコまで覚えてんだよって感じもありますが。勝手に思い出補正して楽しむのが正道と言えるのかもしれません。

閑話休題。

バスセンターのカレーには、黄色くあってもらいたい

数年に一度定点観測を行うバスセンターのカレー。
黄色いのが食べたい。黄色くあってほしい。なんせ、こう標榜しているワケですから。

バスセンターのカレーのレトルト

「昔 懐かし 黄 色いカレー」。なんか「黄」と「色」の字間が気になるな。マジでデザイナーはしっかりカーニングに気を使えよ。イライラしてきた。まあ、こんな感じで「黄色」をキーワードに売り出しているお店なワケです。
しかし、食べるたびに前の方が黄色かった気がすると皆が言う。ぼくも言う。さすれば確認せねばなるまい。

年代別のカレーの色比較

言ってる割にカーニングがテキトーなのは置いておいて、いやだってデザイナーじゃないし! 撮影条件がまったく同じとは言えませんが、なるべく条件を揃えてみました。明らかに色が変わっていると思いませんか。
いや、色だけではなく、質感や具材も変わっている。色は徐々に茶色くなっていて、具材は大きくなり、そしてなぜか粘度が高くなっている。

少し悲しい現実です。こういうのはアップデートしちゃいけないんだよ!!! 流行やらなんやらは回るもので、キープし続けることが新しさにつながることがある。クソくだらねえダジャレとか、聞いたコトがないガキんちょには新鮮だったりしますからね。継続は力。とか言ってみたけど、やっぱりおいしいです。

見た目よりもスパイシー、超粘度がたまらない!

そば屋なのにそばを食べたことがないなというコトで、今回はミニカレー+月見そばを注文してみました。ミニにはしても、あくまでも主題はカレーだということです。

万代そばの券売機

カレーは普通が550円、大盛670円、ミニだと430円。
かけそばは370円と、悪くはない価格設定です。(税込・2025年1月現在)
バスセンター内にあるのに交通系ICが使えないのはマイナス評価ですね。新紙幣には対応しているようです。
あ、カレーは普通をセレクトしてもけっこうボリュームがあるので、大盛をポチるのは覚悟を決めてからにしてください。

万代そばの黄色いカレー

ミニカレーだけど、正直ボリュームは充分。カレーは超粘度で口内にはりつくレベル。というか、マジで粘度が超高い。もはやゲル状。スプーンですくうとミニョーンと伸びてなかなかキレイに取れない。
味は意外とスパイシー。近くで食べていた中学生と思しき男女が、「からーい。汗かいてきた……」なんて言っていました。とはいえ、唐辛子の攻撃的な辛さはさほどでもなく、スパイスが舌を痺れさせる系の辛さです。心地よいレベルの刺激感で、当然ながら食べる人を選ぶほどのモノではない。では、そばの方はどうか。

万代そばの月見そば

そばと同時に食べ進めると明らかにカレーの味が(強さとして)勝ってます。そばはそれこそ昭和のままさ。カレーより昭和! つゆはほんのり甘めであっさりしていて、麺は正道の茹で麺といった構成。清く正しい立ち食いそばです。まあ、有り体に言ってしまえば、語るコトはそんなにない。

麺リフト

いちおうの麺リフト。そばだけ食べるなら絶対天ぷらも入れていたんですが、ソレをする機会が訪れるかどうかは微妙です。

体験しておく価値はある。お店もキレイになりました

接 客:★★★★☆☆☆☆☆☆
味  :★★★★★★☆☆☆☆
雰囲気:★★★★★☆☆☆☆☆

総評:超粘度のカレーは、見た目とはうらはらに意外とスパイシーで昭和感薄め。ただ、B級グルメとしてはいまなお一級品。おいしいです。

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