ネット上に散らばっている藤岡藤巻に関する記事や情報を見つけるのは面白い。
本日とりあげるのは、彼らがアルバム『藤岡藤巻Ⅰ』をリリースした2007年のこと。
当時、所属していたソニーミュージックに、情報のカケラが残っていて、そこには”前代未聞! 日本経済新聞の1面に藤岡藤巻が!”というキャプションがついている。
ここに書かれていた日本経済新聞の記事が読みたかったのだけど、ずっとそのままになっていた。
先日、図書館を訪れた際にこのことを思い出して、新聞記事を検索したら出てきましたよ! 一部を抜き取るとこんな内容でした。
"会社帰りの携帯に 女房からのメールが入った…と歌うオヤジ二人組が話題だ。藤岡藤
巻と名乗り、ともに五十四歳。歌はこう嘆いている。メールの文面 は「牛乳 トイレットペーパー 海苔」。なんと三つの単語だけだった。
「買ってきても」も「よろしく」もない伝言の寂しさを、無味乾燥な夫婦の風景を、中年デュオは切々とつづる。かつてはオヤジの方 が「風呂 メシ 寝る」と三語しか口にしないといわれたものだが、今や立場は逆転 したのか。夜も更けたコンビニで買い物かごをぶら下げたお父さん の心中は穏やかではない。そもそも(以下、略)"
記事の視点が、2007年という時代を感じさせる。
ともあれ日本経済新聞に”オヤジ二人組が話題だ”と書かれているのだから、当時もそれなりに知名度があったんでしょうね。