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人間関係と心の悩み・ミニ・エッセイ集14

今回は「ありがとう」の話ばかりしています。

とりあえず、何があっても何もなくても、感謝していれば大丈夫。

そんな気分になれなくても、「ありがとう」って言っておいたら大丈夫。

 

 

不満と未来

今あなたは、どんな不満を抱えているのでしょうか。

不満のタネは、そこらじゅうに転がっています。

だから不満を抱えるのは自然なことで、ダメなわけではありません。

けれど、そんな自分を、ほんの少し高い所から、広い視野で眺めてみると…。

こんな不満を抱えていられる幸せや、ありがたさに気づくかもしれません。

不満の周りには、きっと感謝のタネが落ちています。

そっと拾い上げて、胸の中で育ててください。

不満な気持ちを抱き続けると、自分の未来を残念な方向に曲げることになります。

今の気持ちが、あなたの未来をつくるのです。

不満は、そこに、そのまま置いておきましょう。

そして、その不満の周りに、小さな幸せと感謝を探してみてください。

あなたの未来が、みんなの未来が、健やかでありますように。

今の気持ちを、「ありがとう」で整えていきましょう。

 

誤解されてしまったとき

良かれと思ってしたことが、相手には迷惑な場合もあります。

そんなつもりはないのに、相手の事情によっては、攻撃や非難だと受け取られることもあります。

誤解されること自体は、避けられません。

でも誤解を放置して、泥沼に沈むのは、イヤですよね。

言い訳すると、状況は悪化しますが、放置したままだと不安が残ると思います。

誤解が生じた場にあるエネルギーを、軽やかにする方法をお伝えしておきましょう。

その方法とは、感謝のタネを探すこと。

この程度で済んでよかった、ありがとう。

このような言動が誰かを傷つけると分かった、ありがとう。

誤解されてしまったけれど、今も生かされている、ありがとう。

私を誤解せず、信頼してくれる人がいる、ありがとう。

今日も太陽が見えたね、ありがとう。

…ってなことです。

いつでも必ず、感謝のタネは、ありますから、どうぞ探してみてください。

 

苦しみの仕組み

苦しいときは、どうしたらいいのか、ご存知でしょうか?

そうです!

苦しいときこそ、感謝。

その苦しみが苦しければ苦しいほど、感謝するのです!

いや、それ、無理でしょ。

そうですねぇ。

苦しいんですものねぇ。

でもね、苦しみから逃れようとすると、苦しみは大きくなるものです。

苦しみを「苦しい」と意識することで、細胞が傷つくからです。

苦しみが身体に影響し、細胞を傷つけ、痛み、心がジクジク痛みを感じるのです。

苦しいけど、とにかく生きている。

生かされていることに、感謝する。

もっと苦しいことにならずにすんで、ありがたい。

…なかなか受け入れられないけれど、とにかく「ありがとう」とつぶやいておく。

はじめは口先だけで、いいんですよ。

心は、後からついてきます。

大丈夫。

だんだん、そんな気分になってきます。

 

瞳は宇宙

「あなたには、あなただけの、宇宙がある」とお伝えしたことがあります。

あなたは、あなたの宇宙の主であり、宇宙劇場の主人公です。

隣の人には、隣の人の宇宙があって、それぞれ宇宙の中心で生きている…という話。

ところで。

あなたという宇宙の中には、さらに、いくつもの小宇宙が存在しています。

心という宇宙。

身体という宇宙。

声という宇宙。

呼吸という宇宙。

感情という宇宙。

いろんな宇宙が、互いに関わり合いながら、それぞれ存在しているのです。

中でも「瞳」という宇宙は、嘘をつくことができません。

他の宇宙は、まぁ、だましが効くというか、嘘をつけるんですね。

でも「瞳」、「目」は、特別ですね。

どうやっても、嘘がつけないのです。

バレバレ。

ありのまんま。

どんなに悪役を演じていても、その魂が清らかな人は、瞳の奥が美しいのです。

どんなに称賛されていても、心が澱んでいる人は、瞳が濁っていたりします。

鏡を、じっと覗いてみてください。

今、どんなに落ち込んでいても、どんな悪意を抱いていたとしても。

そこには、あなたの心の奥底にある、可愛らしい何かが、見えるはずです。

その瞳を、信じてあげてください。

大丈夫。

そのままで、大丈夫。

 

あなたのためを思って

あなたを愛しているから。

あなたのことが大切だから。

あなたのためを思って言ってるの。

…よく聞くセリフですが。

こんなに不愉快なセリフは、なかなかありません。

「あなたのため」が、「あなたのため」であることは、ほとんどありませんからね。

たまには、あるかもしれないけど、もう、本当にレアなケースだと思います。

パートナー、夫婦、親子、友人…どんな関係であっても。

「あなたのため」というセリフが出てきたら、ほぼ、そのセリフを発する人の自己満足。

自分の感情を、よく眺めてみてください。

「あなたのため」と言うとき、実は自分の都合にフォーカスしているはずです。

こうしてくれないと、私が不愉快。

ああしてくれないと、私が困る。

そんなことしたら、私が恥ずかしい。

…という場合に、「あなたのため」を使いませんか?

「私のため」だと、自己中心的な感じがするけれど、「あなたのため」なら、私が良い人になった気がするから。

でもね、もっと正直でいいんですよ。

私のために、こうしてほしい。

私のために、もう、こんなことはしないで。

そう思ったら、そう言ったらいいんです。

言われる方だって、その方が受け入れやすいし、少なくとも、嘘っぽくはない。

我慢しているつもりで、良い人のフリをしても、ボロが出ます。

正直に。

素直に。

 

他力本願の真相

他力本願という言葉をご存知ですよね?

もしかしたら、あなたもですか?

「他人の力を借りて、自分の本当の願いを叶えること」だと、思っていたりしませんか?

「他力」とは?

「本願」とは?

親鸞聖人の言葉に

他力といふは如来の本願力なり

というのがあります。

「他力」とは、阿弥陀如来の本願力だ、ということですね。

では、本願とは何か?というと、弥陀様の力です。

つまり

他力=阿弥陀如来の力=本願

分かったような、分からないような…。

本願について、私の師匠が、こんな話をしてくれました。

そもそも阿弥陀如来とは、宇宙のことです。
仏陀の師匠でもあり、人類を導く仏たちの師匠です。
大いなる存在と言い換えてもかまいません。
本願とは、阿弥陀如来の本当の願いです。
阿弥陀如来の本当の願いとは、あらゆる人の苦しみの元を絶ち、永遠の幸せをもたらすこと。
あらゆる苦しみには、苦しみの「元」によって生じる。
苦しみの元は、今の自分か、過去の自分が創っているため、自分しか絶つことができない。

 

分かりにくい話なのですが、どうやら自分しか、自分を助けられないみたいです。

阿弥陀様は、あなたが、あなたの苦しみの元を経ち、あなた自身を救うことを、願っているらしい。

今の自分は、たくさんの過去の集大成であり、これからの自分を創るエネルギーです。

とにかく、今、生かされていることに感謝して、ご機嫌に過ごしましょう。

これが、他力本願の、本当の意味…だと思います。

 

怖い夢をみたときの対処方法

穴に落ちるとか、獣に襲われるとか、銃撃されるとか、とんでもなく恐ろしい夢をみたことがありませんか?

ネットで検索すれば、きっと夢の意味が解説されています。

何かの予兆であるとか、現在の心理状態などが、すぐに分かります。

悪夢を祓う、おまじないみたいなものも、出てくるかもしれません。

ま、ネット情報をみて、あなたが元気になるならOKです。

でも、巷の情報によって、安心したり、もっと怖くなったりするのは、なんだかつまらないですよね。

怖い夢をみたときの、モヤモヤした感じって、なかなか抜けないものです。

夢の記憶は薄れていくのに、モヤモヤ感は増すような気がするし。

そんなときは、「あ~、よかった~」「助かった~」「ありがとう!」と、口に出してみてください。

夢に現れたできごとは、潜在意識からのメッセージです。

「ちょっと疲れているみたいだから、転ばないように気をつけてね」

「こんなことが起きそうだったけど、夢で体験したから大丈夫だよ」

「そろそろ、あれ、やめたほうがいいんじゃない?」

…みたいなことだと思います。

 

「メッセージ、ありがとう」

「おかげで助かったよ」

「うん、気をつけるね」

…と、感謝の言葉を呟いておきましょう。

これで、大丈夫。

あの怖い夢は、あなたのために現れたのですから、感謝していれば大丈夫なのです。

 

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