昨2024年は、道元禅師が気になってたまらず、とうとう「正法眼蔵(しょうほうげんぞう)」に手を出してしまいました。
正法眼蔵
「正法眼蔵」は、禅宗の開祖といわれる道元禅師が、後世に残した言葉の集大成です。とても難しいので、なかなか読み進めません。
宗教哲学者や、禅の研究者による解説書を集め、比較的平易な文章で書かれている書籍から、理解できる部分だけを拾い読みしている段階です。
それでも禅の世界に親しむうちに、感じることがありました。
禅とは、宗教でも苦行でもなく、日常生活を軽やかにする智慧なのだということです。
この智慧を、今、悩んでいる人に伝えられたら…と、禅の言葉、禅語をベースにSNS投稿を続けていたところ…。
禅宗の一派、曹洞宗の僧侶が気づき、「なかなか面白い視点だね」とコメントしてくださいました。
嬉しくて、調子にのってしまった私。
実践
まじめに学ぼうとすると、めったやたらに難しい禅語ですが、ゆるく味わって自分流に実践してしまうと、これが、なかなかいいのです。
思考や行動が、シンプルになる。
そこで、心理カウンセリングのセッションに、さりげなく「禅語」を持ち込んでみました。これも、なかなかいいのです。
私の思いをダイレクトに伝えるより、いったん禅語を経由し、禅語の解釈として伝えた方が、相談者の心にスッと入っていく。
何度か、そんな経験をしました。
オンライン講座
というわけで、「禅語」をキーワードに、何かひとつ、まとめてみよう、と思ったのが昨年の夏。
この頃、Udemyというオンライン学習サイトに、いくつか講座をアップしていました。
その勢いで、禅語をテーマにオンライン講座をつくってみたのです。
受講生は、ほんの僅かです。
けれど講座をつくる過程で、私なりの禅語観のようなものが、おぼろげに見えてきました。
オーディオブック
ふと思い立ち、この講座をもとにオーディオブックを配信したのが9月。
でも、配信したきり、すっかり忘れていたのです。
そして10月、視聴レポートが送られてきて、びっくり!
1,595,402秒→26,590分→443時間…ですよね?
約4時間のコンテンツなので、443/4≒110…ですよね?
9月中に、110人が視聴してくれたということ…ですよね?
わーい!嬉しい!
ちなみに、2番目にある「メンタル強化3分間こころ筋トレ(約2時間)」の視聴者は、15人ほど。
違いは明らかです。
単純に、良かった、良かった、と喜んでいたところ、さらなるサプライズがありました。
オーディオブック視聴者から、感想メッセージをいただいたのです。
メッセージの最後には「テキストで読みたいので、出版してください」と書いてありました。
Kindle出版
このところ、自著の出版はサボり気味でしたが、これは放置できません。
すぐに取り掛かったものの、書くとなると、細かいところが気になります。
参考書を読みなおしたり、仏教に詳しい師匠に相談したり。
ずいぶん時間がかかってしまいましたが、ようやく準備が整いました。
現在予約受付中。2025年1月19日(一粒万倍日)発売。
よかったら、ご覧くださいませ。
年齢制限は、ありません(笑)。
ちなみにオーディオブックはこちら↓↓↓
Udemy講座はこちら↓↓↓