こんにちは!
元店長のサムのブログへようこそ!
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まずは私のプロフィールをお読みください!
※50歳手前まで
月200時間以上の
過酷な労働環境で働いたのちに
幹部クラスにあと一歩で手が届く
というところまで行ったにもかかわらず
退社して自由人へと
変貌を遂げるまでの過程を
書かせていただいております!
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モチベーションをくださいっ(笑)
改めまして、こんにちは!元店長サムです。
お正月に実家に帰り
友人と近所の焼き肉店に行ったとき
偶然、古い知り合いと再会しました。
その方は、私が前職で、
まだ入社2年目くらいのころの常連さんの
息子さんでした。
当時、何度か食事やBBQなどで
ご一緒したくらいだったのですが
常連だったお父さんには
ものすごくお世話になりました。
その常連さんは、Sさんと言って
私が勤務していたお店から
徒歩20分くらいのところにお住まいで
店舗の最寄りの駅から
4つ目の駅で、
カウンターバーのバーテンダーをされていました。
その当時で恐らく
70~75歳くらいだったと思いますが
綺麗な白髪で
朝お店にくるときも
「ダンディー」という言葉がぴったりな
清潔感があっておしゃれな雰囲気の男性でした。
息子さんとは
30年ぶりにお会いしたのですが
常連だったお父様にそっくりで
綺麗な白髪を纏い
すぐにその方だとわかりました。
おもわずこちらから声をおかけしたら
あちらも覚えていて下さって
一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。
そんな出来事があり、
年初から昔のことを
いろいろと思い出すことができました。
正直、その常連さんとの出会いがなければ
四半世紀近く、飲食店で勤務し続けることは
無かったと思います。
過去のどんな上司よりも
飲食店を営む上での大切なことを
一から教えてくれたのが
その常連さんだったのです。
今回から何回かに分けて
Sさんとの思い出を書いていこうと思います。
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そのころ私は、24時間営業の店舗で
深夜の時間帯のマネージャーを任されていました。
といっても、夜のマネージャーとして
何をすればよいのか、
具体的にはよくわからないまま
なんとなく仕事をしていたように思います。
確か、6時に深夜のメニューから
モーニングメニューにメニューチェンジしていて
ちょうど6時に毎日来店される
常連様が何組かいらっしゃいました。
その時の店舗は
朝方5時くらいまでは
近隣の飲み屋の従業員さんや
フィリピンパブのホステスさんなどが
山ほど押しかけていましたが
5時過ぎにいったん落ち着いて
メニューチェンジのころは
ほぼ数名の常連のお客様だけになります。
7時過ぎからまた忙しくなるので
唯一ホッとできるひとときでした。
なので、結構ゆっくり
お客様ともお話ができて
常連さんとも仲良くなることができました。
特に、Sさんは
飲食業界の大先輩として
ひよっこだったサムに
いろいろなことを教えてくれました。
入社して数か月で深夜勤務になり、
当初は責任者として先輩社員がいましたが
半年もすると先輩は異動になり
自動的にわたしが深夜時間の責任者となりました。
うわべの業務は覚えていても
従業員の扱い方などは特にマニュアルにもなく
自分でも何をどうすればいいのか
よくわからないまま、
勤務していたのを覚えています。
ある日、
朝6時インの従業員が出勤してきて
私が彼女に作業の指示を出したのを見て
Sさんが手招きします。
「サムくん、ちゃんとあいさつしないとダメだよ」
えっと・・・
自分では「おはようございます」と言ったし
あいさつしたつもりでした。
「は、はあ・・・」
曖昧な返事をしていると
「サムくん、
ちょっとペンを貸してくれるかい?」
と言って、Sさんは紙ナプキンに漢字で
挨拶
と書きました。
「あいさつ、の意味を知っているかい?」
「意味・・・ですか?・・・」
唐突な質問に答えられずにいると
「『挨』は『押す』、『拶』は近づく
という意味があるんだよ。
つまり、挨拶っていうのは
『相手に近づいていく』ってことなんだよ。」
今では私でもあたりまえの知識ですが
当時はそんな言葉の意味など
考えたこともありませんでした。
「君はお客さんには
きちんと挨拶できているが
従業員に対する挨拶は、
正直できていないねえ」
いや、ちゃんと「おはようございます」や
「おつかれさまです」って言ってるし・・・
内心ちょっとムッとしましたが
「今、ちゃんと彼女の目を見て挨拶したかい?」
・・・う~ん、そういわれると
できてなかった・・・かも・・・
正直、流れ作業的になってたかも、
と少し恥ずかしくなりました。
「今日から、従業員さんの出退勤時に
従業員さんと挨拶を交わすときに
まずしっかりと目をあわせてごらん。
そして、挨拶の瞬間に、
その従業員さんをよく観察するんだ。
従業員さんはひとりひとり、
毎日心と体の状態は異なる。
君はリーダーとして
そこに誰よりも
敏感でなければいけないんだよ」
う~~ん、ぐうの音も出ませんでした。
それまでも
言葉では従業員さんにも
あいさつは大事だよと伝えてはいましたが
自分自身、本当の大切さを
理解できていなかったことに気づかされました。
「サムくんはよく従業員さんと
ミーティングしているよね。
それは素晴らしいことだけど
果たして成果につながっているかい?」
これまた痛いところを突いてくる💦
ミーティングが大事なのは
頭では分かっていたから
頻繁に従業員さんと
ミーティングの機会はとっていましたが
これまた、言いたいことが伝わらない。
っていうか、オレの言いたいことってなんだ?
そんな根本的なことまで
考えさせられてしまいました。
「本当の挨拶の大切さを理解して
実行に移せるようになると
いろいろなことが変わってくるから
試してごらん」
その日から
上司部下にかかわらず
挨拶を交わす際には
きちんと相手の目を見て
相手の表情やしぐさ、
言葉の抑揚などにも気を配り
こちらから『相手に近づいていく』ことを
意識するようになりました。
すると不思議なもので
挨拶ひとつ交わすだけで
相手の今日の体調や
「何か嫌なことがあったのかな?」
という心の状態まで
手に取るように
わかるようになってきたのです。
そして
まず私自身が
従業員さんとのミーティングに
臨む姿勢が変わってきたのです。
それまでは、
とにかく話せばいいだろうと
特に目的もなく
あまり意味のない会話の繰り返しに
なっていましたが
毎回きちんと目的をもって
手短にミーティングを行うことにより
私自身が言いたいことも明確になり
お店の色々なことが好転していったのでした。
もちろん、挨拶だけの効果ではないですが
まず挨拶を変えることによって
様々なことが好転していったのです。
常識的な読者の皆様からすると
なんてレベルの低いことを!
と思われるかもしれませんが
わたくし、サムは
この日のSさんの言葉のおかげで
コミュニケーションの基本の「き」を
学ぶことができたのでした!
ちなみにSさんは
もう20年ほど前に
お亡くなりになられています。
その時は、仕事で行くことができなかったので
今回お邪魔して手を合わさせていただきました。
これからも
Sさんに恥ずかしくない生き方を
していこうと決めた、
今年の年初のお話でした。
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