日本人の84％は自分の声が嫌い？

原因不明なのですが、最近、声がカスカスになっている私。

一時的なものであっても、こんな声だと第一印象も悪くなりますし、周りの人にも心配をかけてしまいます。

つくづく思いますが、声って本当に大事ですよね。

そんなことを考えていたら、「日本人の8割以上が自分の声に不満を感じている」という話を思い出しました。

今回は、なぜ多くの人が自分の声に違和感を覚えるのか、そしてその対処法について考えてみましょう！

なぜ日本人の84％が自分の声を嫌いなのか？

ある調査によると、日本人の約84％が「自分の声が嫌い」と感じているそう。 なぜこれほど多くの人が自分の声に不満を持つのでしょうか？

❶ 録音した声と聞こえている声のギャップ

自分が普段耳で聞いている声と、録音された自分の声が違って聞こえるのは、音の伝わり方が異なるからです。 普段、私たちは骨を通して響いてくる低音成分を含んだ声を聞いていますが、録音した声は空気を通じた音のみが反映されるため、思っていたよりも高く、薄っぺらく感じやすいのです。 「え？こんな声だったの!?」と驚くのも当たり前なのかもしれませんね。 はじめて動画や録音で自分の声を聞いたとき、大きなショックを受ける人は少なくないのです。

❷ 自分の声への“先入観”

「もっと低く落ち着いた声だと思っていたのに…」といった、自分の声に対する理想や先入観があると、実際の声を聞いたときに違和感を覚えやすくなります。 日本人は控えめで落ち着いた話し方を美徳とする傾向があるため、「思ったよりキーが高い」「早口に聞こえる」と感じる人が多いのかもしれません。

また、ビジネスシーンや人間関係では、声の印象が重要とされます。 ハキハキと話せる人は「頼りがいがある」と思われたり、柔らかい声の人は「親しみやすい」と好感を持たれやすくなります。 そのため、自分の声が理想と異なると、自己評価が下がってしまうこともあるようです。

❸ 声にまつわるコンプレックス

声が「幼い」「かすれている」「鼻声っぽい」など、声の特徴が気になる人も少なくありません。とくに声の高さや響き方にはコンプレックスを持つ人が多いようです。

声の印象が与える影響

声は、想像以上にその人の印象を左右するもの。 とくに、次のような場面では声の印象が強く残ります。

「声が良い人は得をする」と言われるほど、声の印象は大きな武器にもなります。

ちなみに、今の私のようなカスカス声は、せっかくの話も伝わりにくいので、残念な結果を招くこともあるかもしれません…！

自分の声が嫌いな場合の対処法

自分の声が嫌いだと感じたとき、どうすればその気持ちを和らげられるのでしょうか？

❶ 声のセルフチェック

まずは、自分の声の“良いところ”を見つけることが大切です！ 自分では「鼻声っぽい」と思っていても、他人からは「優しくて安心感がある」と好印象を持たれているかもしれません。落ち着いた声を意識しながら録音してみましょう。 心をクリアにして聞いてみると、意外と気にならなくなることも。

❷ 発声練習やボイストレーニング

声の出し方を意識してトレーニングすると、響き方が大きく変わります。 とくに、腹式呼吸を意識した発声はおすすめです！ YouTubeなどでも簡単にできる発声練習の動画が多くありますので、気軽にやってみましょう。

❸ 話し方の工夫

話すスピードやイントネーションが違っただけでも、声の印象は変わります。　ゆっくり話すことで落ち着いた印象を与えたり、意識的に口を大きく動かして話すことで明瞭さが増したりするのです。

❹ 録音に慣れる

「自分の声＝録音の声」と受け入れることで、違和感は次第に薄れていきます。 また、録音した自分の声を繰り返し聞くことで、慣れてくると同時に、自分の声の良さや個性に気づけるようになるはずです。

自分の声を好きになるために

自分の声にコンプレックスを感じるのは、決して珍しいことではありません。

むしろ、84％もの人が「嫌い」と言っているなんて、ほとんどの人が同じような悩みを持っているということです！

声はその人の個性であり、他人から見れば魅力の一部。

自分の声に少しずつ慣れ、好きになれるように意識していくと、きっと気持ちも楽になるはず。

私は今、カスカス声で思うように話せなくなっていますが、これを機に本来の自分の声を好きになってみようと思っています！

皆様も、ぜひ一度、自分の声としっかり向き合ってみてくださいね