言葉の花束


女優のサヘル・ローズさんは「子どもたちには親も一生懸命なんだよ、ということを知っておいてほしい」といいます


「親もただの普通の人間で、子育ての正解も分からないのに、ひとつ間違えると親の責任だと言われてしまいます」



ですから、「親も弱い人だと知っておいてあげてほしいし、親も親なりに精いっぱいなんだよ、強がってるんだよ、って伝えたいですね」



『苦しいときに親に遠慮しちゃダメ』



子どもが本当に苦しいときに親は味方だから、そういう苦しさも伝えてほしい



もしかしたら、子どもの「やりたい」と、親の「こうしてほしい」の意見が合わないときもあると思います



「でも衝突してもいいから、まずは本音でぶつかってごらん、そうすれば親も本音を言ってくれるから、ということを伝えたいですね」



『純粋に自分がしんどいということを言えたらいいと思うんですよね』



「理想の親をやらなきゃいけない」、なんて思う必要はまったくないんですよ



だって子どもを授かって、なにも分からないところから子育てを学んでいくわけじゃないですか



『人が人を育てていくことに、正解はないんです』



「自分が間違っていたのかな」「ほかの人はできてるのに自分はできていない…」とか、周りの目を気にする必要はありません



『親が向き合うべきなのは子どもだけ』



他人のために子育てをしているわけじゃなくて、「自分と自分の子どものため」ということを思い出してほしいですし、大人こそ「しんどい」って言ってほしい



「言っても子どもには分からない、と思われがちですが、じつは子どもだっていろいろ気がついているんですよ」



でも、自分からは「大丈夫? どうしたの?」って言えないですよね



だから、『素直に吐き出してほしいし、泣いたっていい』



そういうリアリティをもった関係を親が子どもに提示することで、子どもも「心を通わせるということはどういうことなのか」を学べるんですね



生活環境も、背景も家族によって違いますからね



ほかの人ができて自分ができないことを責める必要もないですし、逆に自分しかできないこともあるはずですよ



比較をする必要ないですし、自分の子育てを信じてほしいな、と思いますね



同時に、自分のやりたかったことを子どもになすりつけちゃいけない、と思っていますね



無意識に親は「こうしたほうが幸せ」と子どもの未来を考えてやっていることだとは思うんですが、押しつけてしまうことがありますからね



子どもは自分がやりたいことをやって失敗したとしても、それは経験になっていきますからね



だから、子どもを守りすぎるのも決していいことではないんですよ



子どもも大人もそれぞれ自分をもっていますし、それを知るためにも、日本の家庭には対話がもっと必要だと思うんですよね




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