J・K・ローリングさんの『ハリー・ポッター』シリーズに登場する【ディメンター】は、「人の魂を体から吸い取って抜け殻にしてしまう存在」
「ディメンターが部屋に入ると、その部屋は暗くなり、人は寒気を覚え、忌まわしい記憶が甦ります」
ローリングさんは、「飛び抜けてマイナス思考の人々、その人が部屋に入ってくるだけで、部屋から精気が抜けてしまう――からディメンターの着想を得た」と言っています
ディメンターは、「自身のマイナス思考と悲観主義を、出会う人みんなに押しつけることによって、その場から精気を吸い取ってしまう」
彼らは常に物事を悪いほうに解釈し、無害な状況に際しても恐怖心と不安を植えつける
ノートルダム大学の研究によると、「マイナス思考のルームメイトと同部屋になった学生は、そうでない学生と同部屋になった場合よりもはるかにマイナス思考になりやすく、うつ状態に陥ることすらあったという」
一緒に仕事をしていたり、一緒に暮らしたりしていれば、状況をコントロールするのは不可能だと感じる人が多いですが、実は対策できるのです
有害な人を特定できさえすれば、次第に彼らの行動を予測できるようになり、理解しやすくなります
「しっかり境界線を引き、いつ、どういう状況で、むずかしい相手に対処するかを決めてしまえば、混乱のかなりの部分を収めることができる」
大切なのは、『相手が境界線を踏み越えようとした時には妥協せず、あくまで境界線を守り続けること』
相手はかならずや境界線を越えてこようとするだろうから、「しっかりと距離をとることが対策になる」
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