本日のテーマは人事評価についてです。
以前から日本の人事評価には問題があると思っていました。
日本は失敗恐怖社会です。
日本人は世界的に見ても民度が高く、特に接客やおもてなしの精神に関しては
世界で一番です。
ただそんな完璧主義が日本を失敗恐怖社会にしています。
これはどういうことかというと
多くの場合、どれだけ頑張ったかではなく、どれだけミスをしなかったか
で評価されます。
頑張ったことは加点されない。でもミスしたら減点されます。
このような環境でなにかプラスアルファで行動しようとは思いません。
決められたことを決められた通りにこなしどれだけミスをしないかゲームになります。
人間は挑戦する、失敗する、反省する、また挑戦する
このサイクルの中でしか成長できないと私は思っています。
これを繰り返すことで向き不向き、得意不得意なことなんかも分かってきたりします。
この失敗恐怖社会では、挑戦する人間よりも、波風立てずに大人しくしていた人間のほうが評価が高くなり出世しやすいシステムということです。
そういう毒にも薬にもならぬ人が評価者となり同じような人物を評価します。
これが繰り返されていれば挑戦することを知らない組織が出来上がり
時代の変化についていけなくなります。
もちろんすべての企業がこうではないですが
今の日本の社会をみているとあながち間違っていないような気がします。
挑戦と失敗は抱き合わせです。
失敗を許容しなければイノベーションは生まれません。
失敗しても改善点を見つけてまた挑戦すればいいのです。
今日はちょっと真面目なテーマになってしまいましたが
声を大にして言いたいです。
100点満点しか許容しない減点方式はもうやめよう!