- 黒歴史クリーナーの代わりになるおすすめツールは?
- 黒歴史クリーナーがなくなった理由は?
X(Twitter)の過去ツイートを全削除できる便利ツール「黒歴史クリーナー」が検索しても見つからず、困っている人も多いのではないでしょうか。
黒歴史クリーナーは2023年にサービスを終了したため、残念ながら現在は使えません。

黒歴史クリーナーはなくなりましたが、現在でも存続している類似のサービスを使うのがおすすめです。
おすすめは、15分に月50件のポストを消せる「ツイ消しくん」です。
本記事では、黒歴史クリーナーの代わりとして使えるサービスを紹介します。
買収されて以降のAPI制限の強化によって、どのサービスも使い勝手に若干の難があるのは仕方のないところですが、ぜひお試しいただければと思います。
黒歴史クリーナーが消えた理由
黒歴史クリーナーがサービスを停止した理由はアナウンスされていませんが、Xをめぐる状況から、APIの有料化が大きな理由ではないかと見られています。
黒歴史クリーナーは過去のツイートを一括削除できるツールとして人気を集めていましたが、2023年にサービスを終了しました。
これに直接的な影響を与えたと思われるのが、2023年2月頃に行われたAPIの有料化です。
Twitter買収前は、APIの利用は基本的に無料でしたが、有料化によって高額の使用料が請求されるようになりました。
特に中〜大規模サービスはポストの読み取り数がかなり多いため、それをまかなうためには毎月数十〜数百万円規模の使用料を支払う必要があります。
黒歴史クリーナーもAPIの有料化で採算が取れなくなってしまい、サービスを閉鎖したと推測されます。

このAPI有料化にともなって、たくさんのX関連サービスが終了しました……。
黒歴史クリーナーの代用ツールが必要なわけ
ここ数年のSNSの空気を見ると、黒歴史クリーナーのようなツイ消しツールの必要性は高まっているように思われます。
日本版のTwitterがサービスの提供を開始したのが2008年なので、長い人では17年近くXを利用していることになります。
ポストの内容も、その時代の背景があってのものであり、その当時の常識に照らし合わせたうえで投稿されたもののはずですが、時代の変化とともに発言の内容が現在の基準では許容されないケースも増えてきています。

いわゆるキャンセルカルチャーです。
これまでのポストがほかのユーザーの目に入る機会は限られているとはいえ、検索機能を使えば過去のポストを簡単に掘り返せます。
炎上の的となってしまった結果、過去の言動をあげつらわれてしまい、さらに被害を拡大させているケースも目にします。
過去に不用意な発言をした覚えがあるなら、トラブルを回避するためにも、ポストの確認と整理は行った方がよいでしょう。

一括削除するのではなく、可能な限り過去のツイートを残したい人は、検索コマンドを使って自分のポストをチェックするとよいですよ。
from:
やsince:
、until:
、""
などを組み合わせれば、問題のあるポストを探し出せるのではないかと思います。
ツイ消しツールの利用で理解しておきたいAPIの取得件数制限
今回ご紹介するツールも含めて、Xの外部サービスがAPIを使用して取得できる件数は1回のリクエストにつき、最大3,200件までです。
数万件のポストがある場合でも一括で削除できるわけではなく、3,200件のリクエストを取得してその都度削除してを何度も繰り返す必要があるため、削除に時間がかかります。

最大3,200件の上限は旧Twitter時代から同じ仕様です。
また有料化後は、1ヶ月に取得できるポストの数に契約プランに応じた上限が設定されたので、それらの仕様がサービスの利用条件に影響している場合があります。
いずれにせよ、黒歴史クリーナーと比べると使い勝手の面ではやや劣るため、ご了承いただければと思います。
黒歴史クリーナーの代わりとして使えるおすすめのツイ消しツール5選
黒歴史クリーナーの代用ツールとして紹介するのは下記の5サービスです。
- 一括ツイ消しツール
- ツイ消しくん
- TweetDelete
- Delete Multiple Tweets
- Circleboom
一括ツイ消しツール
一括ツイ消しツールは、一度に最大12,000件を削除できる無料ツールです。
デバイスごとの使い方が動画で掲載されているので、初心者の方にも分かりやすく、Xでも利用者の多い人気のツールです。
条件もいいねやリツイート、日時指定など、細かい設定も可能です。
開発者の方によると、当初はXの利用規約上、グレーな手法を使っていたようですが、修正後は利用件数が1回3,000件程度となっており、XのAPIの仕様に準拠したようにも見えます。
その一方で、一度に最大12,000件の削除が可能とも謳われており、API利用の実態がやや定まらないこともあるため、利用は自己責任でお願いします。
【ツイ消しツール】です
— 334Ranker (@Rank334) October 22, 2023
(Rank334を応用)
人に頼まれて作りましたが折角なので貼っておきます
Xの規約に抵触する恐れがあるので、実行は自己責任でお願いいたします https://t.co/Q4MkOKGLVa
ツイ消しくん
ツイ消しくんは、15分ごとに50件のポストを削除してくれる無料のツイ消しツールです。
1回の削除件数が少ないので、地道に削除していきましょう。
使い方は簡単で、ブラウザでツイ消しくんにアクセスし、Xのアカウントでログインするだけです。
TweetDelete
TweetDeleteは、毎月最大100件のポストを無料で削除できるツールです。
毎月100件の上限を突破したい場合は、有料のプレミアムアカウントを契約する必要があります。
プレミアムプランでは、月額894円で毎月無制限でポストを削除できるので、ポストの一括削除を考えている人は、有料版がよいでしょう。
Delete Multiple Tweets
Delete Multiple Tweetsは、1日に50件のポストを削除できるツイ消しツールです。
毎月の上限がないため、繰り返し利用することで、大量のポストを削除可能です。
>> Delete Multiple Tweetsにアクセスする
Circleboom
CircleboomはXの総合マネジメントツールで、その機能の一環として、ツイートの一括削除を利用できます。
毎月最大50件のポストを一括で削除できます。
イメージ的にはSocialDogに近い総合ツールなので、Xのポストとの連携ではなく、メールアドレスを登録して利用します。
黒歴史クリーナーの代わりのツールによくある質問
黒歴史クリーナーの代わりのツールによくある質問に回答します。
- おすすめのツイ消しツールは?
- おすすめのツイ消しツールは5つです。
・一括ツイ消しツール
・ツイ消しくん
・TweetDelete
・Delete MultipleTweets
・Circleboom
このうち、無料で毎月の利用上限数が多く使いやすいのは、一括ツイ消しツールとツイ消しくんです。
- 黒歴史クリーナーがなくなった理由は?
- 黒歴史クリーナーがなくなったのは、XのAPIの有料化が理由と推測されます。
APIの月額使用料は非常に高額であるため、採算が取れなくなったサービスが多数閉鎖しています。
- Xのツイートをすべて一括で削除する方法は?
- Xのツイートをすべて一括で削除する方法はありません。
Xのポストは一度に最大でも3,200件しか取得できないため、ツイ消しツールも複数回に分けてポストを取得しながら削除しています。
そのため、ツールを使用した場合でも、すべてのポストの削除を完了するまで時間がかかります。
黒歴史クリーナーの代わりになるおすすめ無料ツールまとめ
本記事では、黒歴史クリーナーの代わりとなるツールについて解説しました。
今回紹介したツイ消しツールにも微妙な差があり、特にポストを消せる件数には大きな違いがあります。
いずれにしても、Xで一度に取得できるポストの上限が3,200件なので、大量のポストがある場合は削除に時間がかかります。
そもそもすべてのポストを削除しなければならないのかも含めて、消し方や使うツールを検討してみてくださいね。